第3章 まいっちんぐ☆マッチング 第5話 お酒の力をとことん借りよう

さて、、なんとかしよう!!



とは言ったものの、、どうしたもんかな、。



良し!!もう、、飲もう!!


お酒の力をとことん借りよう!!


店を迷うのもなんかイヤだったので、値段もろくに見ないで手近な店にムーを連れて入った。


まぁ、小洒落たカフェ&バー言ったとこ


メニューの値段もビックリするほどではなかったのでホッとした。



私はビール、ムーはモヒートを頼んだ。


オシャレな人は飲む物までオシャレなんだな。


私とムーは小さく乾杯をし、急展開にとにかく渇いた喉を冷えたビールで潤した。


、、よし、、。


気になってることはなんでも聞いてしまおう。


私『、、えーと、ムーさんは、、サクラ??』


ムー『え!?w違うよー。、、なんで!?』


私『、、いや、、ムーさん、チョット、、雰囲気的に絶対出会い系とかやってない側の人に見えるから、そりゃ、疑うよ、、。

なんでまた出会い系なんかしてんのさ??』


本当に疑問だ。


身が覚めたら隣で「おはよ❤︎」って広告に出てくる人より美人だ。


ムー『、、、んー、、なんて言ったら良いんだろう??ワタシってあまり人が寄り付かないっていうか、、私のことを知ってる人って深く仲良くなれないっていうか、、』


???

美人が故の悩みってやつだろうか?

話していても人当たりが悪いわけでもなく、ちゃんと笑うし、人の目も見れる。

、、目を見ないでくれ、。


眩しい、、。


ムー『だから、、知らない人に会ってみようかなって、、こんな事するの初めてだから、、、やっぱり不安だったけど、。

良い人そうで良かったよ♪』



ズキュウウウウウン!!


、、ただ、、、駄目だ。


相手のスペックが高すぎて、、ブルっちまって面白いことも思いつかなけりゃ会話もはずまない、、!



ムー『、、映画とか好きー?』


、!映画!


私『、、映画ね、、ムーはどんなの見るのかな

★▲♪!!とか?◉◎〆£$〜〜とか??

〜〜~ー」」」」」


私は自分の映画知識をブチ撒けた。

私は映画が好きだった。

人より少し偏りのある好みかもしれないが、笑えた話、泣けた話、考えさせられた話、気がつけば随分と色々話し込んでしまったと思う、。


私はムーに、この十数年の中で観た良い映画をすべて伝えたかもしれない。



ムーは、、それら全てを観ていて、それら全てを好きだと言った。


、、たまらない、!



私は、終電が無くなるタイミングに合わせて、

2人分のアルコールを追加注文した。

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