第3章 まいっちんぐ☆マッチング 第4話 ムー

22歳のある日、私はまた出会い系サイトにメール投稿していた。



そこで知り合った人【ムーさん】と実際に会うことになった。


またヨリのように面白い人に会えると良いのだが、コレばっかりは運以上にそもそもの登録者達が期待出来ない。


自分の事を棚に上げて言わせてもらうが、、


相手がいない(出来ない)方が多い

見た目に難あり

性格に難あり

趣味嗜好に難あり

センスに難あり

コミュ力に難あり

金銭的に難あり

身体的に難あり


この内4つ以上にチェックがつく人がほとんどだろう。


私自身がそうだ。



、、、、、、、


さて、、

待ち合わせ場所には私が先に着いたようだ。


場所は私の住んでいる町から何駅かいったところの駅前のベンチだった。


私は軽く緊張していたし、手持ち無沙汰になるのが嫌でコーヒーショップのカップを手に持っていたが、コーヒーは苦いから苦手なので中身はホットチョコレートだった。


、、コレはコレで甘過ぎる、、。



待ち合わせ時間は既に少し過ぎている。


、、このまま誰も来ないなんてことも十分にあり得るのだろう。



出会い系サイトのような怖いシステムが上手くいく方がそもそもおかしいのだ。


大半の投稿はサイト製作者のサクラや架空請求やメアドなどの個人情報の吸い上げなのだろう。


ヨリの時のように、少し変わってはいたけどちゃんと人に会えて、その人がサクラではなくちゃんと一般人で、そのうえ仲良くなってなんかヨクなってしまうことなんて、とても珍しい事なのでは無いのか?


なんてことを考えながら、待ち合わせ時間から10分待っても来なかったら帰ってしまおう。


と考えていた。


帰る前にTSUTAYAに寄ってじっくり吟味したDVDでも借りて帰ろう。


何系のがいいかなぁ、、。


なんて考えてたら、むしろソッチが楽しみになってきてしまって愚息が立ち上がりかけたので、リミットの10分にはまだなっていなかったが、帰ろうかと私自身も立ち上がりかけた、、ところで


ムー『あの、待ち合わせ、、ですか?』


突然掛けられたその声に驚いて顔をあげたら、目の前に1人の女性が立っていた。



その女性は、、


!!!!!!!!!!!!!!


、、超絶可愛かった、!



こんな芸能人みたいな顔立ちの人を間近で見たの初めてだ、!、、ハーフだろうか?


服装もなんだかとてもオシャレな感じだった。


私が返事も返せず呆然と女性を見ていると、こちらを見てニコリと微笑まれた。



ッズッキュ〜〜〜ッンン!、!、!💘



こんなコトって、、あるんだなぁ、。


2回目のガチャで1/5000くらいのレアが出たらこんな感じだろうか、。



、、、よし、、なんとかしよう、、。


メラリ。

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