第3章 まいっちんぐ☆マッチング 第2話 ヨリ
私達は12月の寒空にさらされるのを嫌い、手近な店に入ることにした。
おかしな布に包まれた赤茶の小さな毛玉は、名を【ヨリ】と言った。
私の今の住まいに比べると、、少し、、?
田舎に住んでいるらしい。
それでたまに訛りが出てしまうようだ。
なんだか判らんが、ヨリはずっと俯いている。
ヨリはとても小さいし決して美人さんでは無いけれど、なんだかとても愛らしい感じだ。
年齢は、、なんと同い年の21歳だった、、!
、、本当だろうか、、?
、、、小、、いや、、
中高生にしか見えないんだが、、。
私の登録した出会い系サイトは、だいぶライトな部類のもので、サイト自体の目的もダイレクトなドッキングではなく、《楽しく友人作り♪》に見えるようには作られているのだが、私の目的は合体のみだ。
とても失礼な話だが、、
このやり方で彼女を作ろうとは思ってない。
、、、、、、、
ホドホドに飲んで、ある程度お互いの感じがわかった、、ような気がする程度にはおしゃべりをした。
ヨリももう俯きっぱなしでは無くなっていた。
マイナーなバンドや漫画の話などで盛り上がったこともあり、どうやら同い年である事は確かなようだ。
さて、、、明日は休みなのだが、、。
どうしたものか、?
この子とハッテンするのか??
なんだか想像がつかないが、。
私『、、ウチ来るか?』
ヨリ『、、ん、行く。』
おお、!、来るのか。
寮だからなぁ、先輩いるんだけど、、
家バレとか、、、まぁ、いいか。
、、、、、、、
中略
、、、、、、、
、、、、、、、
ヨリ『、、しないの?』
私『、!!、、する。』
、、、、、、、
、、、、、、、
好きとか嫌いとか、告白するとかしないとか、付き合うとか付き合わないとか、そんなやりとりがまったくなかったことと、ヨリの小さな手や口や身体は私の背徳感を煽り、、なんというか、、、新しい道が拓けた、、!
と感じた。
、、、、、、
、、、、、、
翌朝
私もヨリも休みなので街に出掛けることにした。
歩幅が違うのは仕方ないが、トトトトと音を立てて着いてくるヨリはなんだか笑えた。
、、、、しかし、、
、、、、なんとかならんかなぁ、。
、、可愛く無いわけでは無いのだし、。
私『、、ヨリ、金あるか?』
ヨリ『、、?、うん。』
私『服買いに行くぞ。』
ヨリ『、、!行く!!』
、、、、、、
私達は何かと色々なブランドが入っているセレクトショップに入った。
、、、女性の服を選んだことなど無いが、、、フツーに着て欲しいフツーの格好ならなんとかなる、、かな?
、、、、
デニム、パーカー、スニーカー、、、。
まぁ私は男だし、どうにもスタイリングがボーイッシュになってしまうのは仕方ないか、、。
まとめ買いさせ、着替えさせてみたら、、
ヨリ『、、どうさ?』
おお、、少し進化したww
、、、よし、、! 次行ってみよう、!
、、、、、、
オシャレそうな美容室に入り、私はスタッフさんに
『この子の髪のパーマを落として髪色も少し落ち着かせてして欲しいんですが!!構いませんね!!』
とオーダーした。
3時間はかかるらしく私は街をブラブラ。
、、、、、、、、
、、、、、、、、
、、、、、、、、
私はヨリを迎えに行った。
すでに施術は終わっていたらしく、店の前のベンチにいたヨリは立ち上がり、両手を腰にあてて、こちらを向いた。
ヨリ『、、えへん。』
、、おお、!!
かなりの進化だ、!
ヨリはもう、おそろしの森の住人ではなくなった、!!
もちろん、いわゆるフツーではあるのだけれど、
前とのギャップが激しい劇的な変化に、 私はヨリが300%くらい可愛くなったように見えた。
そんな私のリアクションに満足したのか、ヨリも満更ではなさそうだ。
私もまた、大きく頷いた。
よし、セックスしに行こう。
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