第3章 まいっちんぐ☆マッチング 第1話 タニシになりたい。

、、、、、


、、、、、


、、ぁああ、、


、、、、、



タニシになりたい。


、、、、、、、、、



チンアナゴでも良いや、、、。




私は、、


失意のズンドコ、、、、


いや、失礼、。


失意のドン底にいた。



先日のミーコとの別れの件から立ち直れず、、


何度か、、ミーコの電話番号などを確認し、、


連絡しかけて、、なんとか踏みとどまり、やっと、ミーコの情報自体を携帯から削除したところだ。



もういいや。、、もういい。


なんでもいいし、、、どうでもいい。



しかし、、悲しいかな私も人間。


どんなに自らを許せなくても、腹が減れば飯も食うし、眠くなったら眠りもするし、魔法のランプは望まなくとも意思に反して熱く、硬くなり、コスれば魔人だって出る。


魔人『呼んだ?』



はぁ、、気が滅入る。


もうすぐ年越しだってのに、。



1人暮らしを始めて、初めての年越し。


今年は実家に帰るつもりもないし、、

彼女もいない、、。


なにか面白いことは無いものか、、、?



私は今21歳か、、。


なんてこった、、。


まだ21歳かよ、、。


たかが21歳で、この世の苦しみのすべてを背負ったような気持ちになるなんて早過ぎるし弱過ぎる、、!


、、でも、、、ダメージでかい、、、


、、誰かに優しくされたい、、、




、、、、、、、、、、




、、風俗って、、どうなんだろう?



イメージ的には、、ダメなおじさんの行く場所で、ダマされて高額を請求されて、反抗したら怖い兄さんに囲まれたり、内臓売るか遠洋漁業か沈められて魚の餌になるかって思ってたけど、、


、、、、チョット、調べてみるか、。



、、、、、、、、


中略


、、、、、、、、



気がつくと私は、コーナータイプのソファで下半身を露わにしていた。


『こんにちわぁ〜♪』


制服姿の女のコが鼻にかかる声であらわれた。


シャツを脱ぎ、下着を脱ぎ、ミニスカートに靴下のみになり、ランプをコスって口に含んだ。


魔人『呼んだ?』



、、、、、、、、



初めまして→パクりまで、5分かからないって、通常の人間関係ではあり得無いよなぁ、、。


自己紹介して家族構成とか言って好きな食べ物を話すくだりで、もうパクついてる位のスピード感だ。


恋愛にかかる時間やお金のことを考えると、

とても効率的でコスパがよく感じられる、、。


、、うーん、、でも、、

、、コレジャナイ、、よなぁ、??



、、、、、、、、


中略


、、、、、、、、



気がつくと私は、エアマットの上に全裸でうつ伏せになっていた。


『チョット待っててね〜♪』


スク水姿の女のコが鼻にかかる声で言ってくる。


水着を脱ぎ、うがいをさせられ、全身に温かいローションを浴びせたら、身体中をフル活用してランプを責め立てた。


魔人『呼んだ?』


、、、、、



魔人『また呼んだ?』



、、、、、、、




魔人を呼び出すための創意工夫に関して人類は、ここまで追求し突き詰めることが出来ていたのかと感心する。


ヒトのカラダってあんな使い方があったんだ、、、。


密着感が増して素晴らしいとは思ったが、もはや人間ワザでは無いし、なんかもう色々と超越してしまっている。



、、うーん、、違う。コレジャナイ、、、?



、、、、、、



中略



、、、、、、




気がつくと私は、街頭に立って人を待っていた。


サイトにプロフィールを登録して、手当り次第にメールなどしていたら、私に会いたいと言う女性が現れた。


そう、、出会い系サイトだ。



知らない人と待ち合わせして会うなんて怖いし、女性ではなくてワルイ人達に囲まれたらどうやって逃げよう??



、、、、、



約束の時間まで待つと、ちゃんと女のコが1人で来た。


ちゃんとしてない女のコが、。



まず、、小さい。

ミーコも小さかったけど極端に小さい。


140センチくらいか?


髪の毛が、、赤茶のアフロだ、。

クリクリだ。


ファッションは、、何だろう?

形容できないが、、布、?

、、とにかく変だった、。


、、いったいこの子は何処のおそろしの森から来たんだ?


なんて失礼なことを考えてたら、、


『こんにつわ』


って言われた。



さて、こいつは面白くなってきやがったぜ、、。

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