140字の言葉たち【16】



機能不全な部品とレッテル貼られても

無地に色塗るようで

頑なに わずかに 陽の光に似て

夢のカケラ集め 抱き寄せて 手繰り寄せて

ムリした顔で笑う、君の顔は痛々しいが

諦めることなく 投げ出さず

前を向くあなたは 時を重ねて光輝く

その本音の笑顔は、まるで光のようで




瓦礫、我楽多、砕いてさ

無かったことにするの?

音の摩擦、無造作の悪意

全部、星屑に返して

本音ひっくり返して

キラキラした笑顔の裏側ってヤツを

探すことに必死だけど?


苦しいこと

嬉しいこと

全部、受け止める覚悟あるから


眩い超新星より輝く

そんな君のことなんだよ




風に舞って花弁

枯れてしまって

もう誰も待っていなくて

そして誰もいなくなって

願った夢は風化して

砂に流れて消えて

風化して 朧

ボロボロで

そして花は散り

もう君の事は忘れたの

ただ楔打たれたようで

花弁の向こう側で

誰かが待っていてくれるような

そんな錯覚だけ残して



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る