140字の言葉たち【13】
*
ほろ酔いで
透明な酒を煽り
迷走する感情が酩酊しながら
濁る理性に歯止めをかける為に
言い訳ばかり探して
アルコールのせいじゃなくて
最初から酔っているから
君が肩にもたれかかって
透明な感情を酌するから
濾過できないまま酔いから醒めなくて
まるで悪酔いにも近くて
*
断片かき集めて 記憶継ぎ接ぎのまま 意外に生きていけることを知って
あぁ、肩こりの理由の一つが
ちょっとしたこだわりだったり。
ここまで来た過ちの至りだったり
さぁ、疲れた体引きずって 過去を引きずり下ろして
あなたを引き寄せて
過去まで抱き締めて 傷まで灼きつける
*
ほんの少しの単純な純粋さを曝け出す
それができなくなって
訳がわからないまま テンプレートな台詞で
エスカレートする無力感
忘れていた夢見る無重力感
重力の糸断ち切って
星の塵と消えたと信じこむのヤめたら
それだけで始まりだすのに?
エレガントな僕と君の朝から
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