140字の言葉たち【13】



ほろ酔いで

透明な酒を煽り

迷走する感情が酩酊しながら

濁る理性に歯止めをかける為に

言い訳ばかり探して

アルコールのせいじゃなくて

最初から酔っているから

君が肩にもたれかかって

透明な感情を酌するから

濾過できないまま酔いから醒めなくて

まるで悪酔いにも近くて





断片かき集めて 記憶継ぎ接ぎのまま 意外に生きていけることを知って

あぁ、肩こりの理由の一つが

ちょっとしたこだわりだったり。

ここまで来た過ちの至りだったり

さぁ、疲れた体引きずって 過去を引きずり下ろして

あなたを引き寄せて

過去まで抱き締めて 傷まで灼きつける




ほんの少しの単純な純粋さを曝け出す

それができなくなって

訳がわからないまま テンプレートな台詞で

エスカレートする無力感

忘れていた夢見る無重力感

重力の糸断ち切って

星の塵と消えたと信じこむのヤめたら

それだけで始まりだすのに?

エレガントな僕と君の朝から

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