フェミ勉強@5月27日開催 題材 Her 作者ヤマシタトモコ 愛すべき娘たち 作者 ヨシナガフミ 

@maromin

Her 愛すべき娘たちを通してフェミ勉感想

男は愚かで女性は醜い 人を人として捉えているからこその苦言なのかと感じました


興味のない対象ではないからこそ 嫌悪してしまう


改めて作品のキャラクターの関係性を見直すと


母への理解で自分を縛ってしまう娘 同性への嫉妬が実は自己への願望だった女性


老女の同性愛を

狭い学校という同調圧力のシステムに縛られ排除の論理に傾いてしまった学生


子離れできない母 母離れできない娘の共依存


不幸でも経験のある状況であれば安心してしまう女性


人を平等にみてしまうことで 特定の人間を愛する行為ができなかった女性


学生時代からの友人との連帯感が大人になるにつれて寂しさに変化してしまう状況


以上、属する事で産まれる感情と連帯の狭間を想起する作品でした



身近にいる存在であるがゆえに、感情として影響を与えあう


それがある種の呪いにもなり また繋がりになり また新たな楔にもなる


母は娘の人生を支配する 父と母の関係性も子供への関係性の相似にもなる


信頼すべき大人がいない 面従腹背することも自己が大人になったか否かの分水嶺


溜り切った関係性のなかで淀んでしまう感情に

折り合いをつけることだけが

解決ではないことが理解できました


自分は真摯に相手を見ているのかなと不安の種が残りました

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