第2話
翌日僕は吐き気と頭痛に見舞われた。頭がグルグルとして立ち上がることが出来なかった。どうにも仕事は無理っぽいので、無理をすることなく仕事を休むことを決め込む。トイレで排尿をすると、どうにも、臭い。何に近い、と言うわけではないが濃い尿臭がするのだ。あれぇ、なんだろ。もしかしてこれは泌尿器科行きかな、と思いつつもなんだか体が言うことを聞かない。うんむ。しゃーない、とりあえず今日は自宅で安静して明日病院に行くか。泌尿器科近くだとどこにあったかなぁ。管とか入れられたらイヤだなぁ。等と思いながら横になった。時折の吐き気と戦いながらその日は終えることとなった。
次の日。吐き気が更に強まった。ああこれはストレスやな。うん。間違いねぇ。でも吐き気止め貰わないとマジ仕事にならねぇな。これは内科のほうがええんかな。微熱も出てるし、ふらつく。そして…ん?なんかへその左側の腹が張ってるなぁ。たまにピクピクと動く。まあ元々腹が妊娠8か月みたいな腹をしているし、まさか、あの日の夜…などと思いを馳せようとしたその瞬間。激痛が腹に走る。
アッー!!なんや!痛い!痛いよこれ!おなか痛い!筋肉痛みたい!三日ほど前に跳んだりはねたりしたから筋肉痛が遅れてきたのかな?とも一瞬思ったが。あれ。僕は二年ほど前この痛さに遭遇したことがあった。いや、しかし。そうだとは思いたくなかった。もしもあの時と同じだとしたら、この後僕を待つのは地獄の苦しみだからだ。
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