第17話 シナリオの憂鬱
【前回までのあらすじ】
ヒロインが1人ボツになったり、代わりに新キャラ1人立てたり、なんか色々あった(投げやりなあらすじ)
【ここまで投稿して思う事】
突然にリアルタイムな話を挟んでみたり。
実は、サルである自分は「この文章は過去に公開されていた記事だし、微調整しつつ適当に解説を加筆すればいいよね」程度の軽い気持ちで、この「カクヨム」という場に投稿してきました。なのですが……。
思っていたより時間をとられる(゚ε゚;
こういった場に文章を投稿するのが初めての事で、いまひとつ勝手がわかりませぬ。そもそも自分などが投稿していいものなのか、場違いではないのか……など、昨晩はちょっぴり考えてしまいました。内容的には、一般の人から見れば全く興味がないと思われます。この文章に需要があるのか、このまま投稿を続けていいものなのか……?
ま、いっか!(゚ε゚ )
というわけで、話は続きます。
【シナリオの憂鬱】
シナリオ担当不足が慢性化していました。来てくれる人は多数いるのですが、どうしても作業を完遂できずに投げ出してしまうのです。これについては何度もサークル内で話し合い、出来る限りのフォロー検討し、求める水準を下げ、バックアップする環境も整えていきました。ですが、どうしてもダメなのです。
もちろん、サークルに参加してもらう前に体験期間も設けました。その人のスキルを、可能な限り判断する様に努力はしたのです。ですがグラフィッカとは違い「パッと見」による実力が分かり難いのも現実でした。それでいてシナリオの水準は、人ごとに猛烈な格差があったりします。
あえて書こうと思います。「文章は難しい」のです。日本語は難しい。
中には「絵やプログラムは無理だけど、シナリオなら出来そうだから」という感覚の人も多かったです。他の担当種別と比較した場合に、言葉は悪いですが、安易に「物書き」を自称する人の比率は極端に高い。そう実感する事になりました。
中には、なぜか「物書きとしては~」と不要な前置きしつつ、グラフィッカに対してダメ出しを始める人さえ出てきました。
やばい!Σ(゚ε゚ )
それ以上言っちゃダメ!
その先は見えています。「キャラが凡庸すぎるから面白いシナリオが描けない」と言うのです。自分のせいではなく、企画やキャラクタが原因であるという主張です。
ああ、やっちまった……!(゚ε゚;
贔屓目に見ても難癖としか思えません。仮にそれが本当だとしても、ならば「自分のスキルでキャラの魅力的に引き立ててやるぜ」とは、考えて貰えないものでしょうか……。
それならば「キャラ設定を自由に変えていい」とも伝えてみました。ですが、イザ全てを委ねられた時に、具体案を出せる人はいませんでした。そして作業に行き詰まり「このグラフィックでは無理だ」と言うのです。
ダメ押しはヤメテ(^ε^ )
客観的に見て、グラフィックのクオリティは高いです。その方面で生計を立てている人が描いたキャラですので……。当然ですが、その言い分を耳にした担当グラフィッカさんは「だったら、そのキャラを使わなくていいよ」という態度になりました。
グラフィッカの皆さんは、普段はアホみたいに気さくな人たちばかりでした。ですが、だからこそ怒らせた時は終わりです。これはオーナーという立場をもってしても、
こんな状況、どうやっても
仲裁できんわ!ボスケテ(゚ε゚;
こうしてグラフィッカから干されたら、シナリオ担当としてはどうすればいいでしょうか? いや、というよりも……これは「仲間内からの信頼を失った場合、組織開発上でどうなってしまうのか」という話です。普通に作業をしていれば、そんな状況になる事などあり得ません。
そのシナリオ担当さんがどうなったのか? それは、ご想像に、お任せ……したい、です……。
これは、あらゆる担当者に当てはまる話です。相互に補完・協力しあうべき相手から拒絶されれば、やがて自身の身動きが取れなくなります。もちろん、変に気を遣う必要はありません。「適正な意見を我慢する」という意味ではないのです。
もしこの世に神がいるというなら。
今すぐに、俺の前に出て来い。
そして謝れ……なあ、謝れよ!
どうして戦いは無くならないんだ!
この世界を創ったなら、その責任を取れよ!
とか、こういう「どうでもいい文章」だけは無尽蔵に思いつく自分が嫌いじゃありません。そんな光景を目にして自分は思いました。それで生計を立てている人ならばともかく、そうでないならば……。
俺、素人です! Σd(^ε^ )
そう言ってしまった方が、気楽で楽しいのではないか? そう思うのです。そうする事に何かデメリットがあるでしょうか? 困った時は普通に仲間に相談したり、時には提案したりと、それではダメなのでしょうか……?
その頃の自分は、少しは人にアドバイスが出来るかもしれない? 程度の状態になっていました。やがて自分のシナリオは完成したのですが、以前にグラフィッカさんが離脱した事や、初期の頃に書いた文章が微妙だったりという関係で、一度「全て捨てる」事となりました。つまり全ボツです。
殺してくれ……(^ε^ )
以前の自分なら、確実にそう思ったはずです。ですが、この「全ボツ」をサークルに提案したのは自分だったりします。昔の文章を見たら「やばい」と思ったのです。気がつけば、それ程までに文章が変わっていました。
なおかつ「書き直す事に不安を感じない程度のスキルは身についた」そう実感したのです。やり切れる確信もありましたし、いま一度の見直しと修正ができるという感覚です。建設的ですね。もちろん自分以外のシナリオ担当さんも気合い十分の様子です! OK! みんな、やってやろうぜ!
バックレた(^ε^ )
気が付けば、また他のシナリオ担当さんと音信不通の状態に。もはや悪い意味で慣れてしまった感じです。この頃になると、グラフィッカさんたちは「シナリオ担当」という存在について、かなり懐疑的になってしまいました。というのは……。
自称「経験者」は投げ出す人ばかり
そう印象づいてしまったからです。この時、プロや経験者を自称する人が音信不通になる確率は、実に「100%」という状況でした。その上、文章的にも問題が多く、とてもゲームに実装する水準には満たないという惨憺たる結果です。サークルとしては「すごい文章」を求めているワケではなく、普通に読めるだけで十分なのですが……。不思議なくらいパターン化してしまい、
1)経験者です or プロです or プロ志向です
2)簡単ですね! すぐに書きます
3)水準が低すぎる為にリテイクが発生する
4)では少し時間をもらいますね!
5)音信不通
この流れにしかならないのです。もはや「呪われているのでは!?」とさえ思える状況でした。やがて「経験者を自称する人は採用しない方がいい」という話までもが出るに至りました。実際、未経験の人の方が真摯に取り組んでくれて、良い結果を出せている状態だったのです。
※ここで悪い印象が残ってしまうとしたら誤解なので、明記させて頂きます。ライターさんは真面目で熱意のあるタイプの人が非常に多いと実感しています。上記はあくまでも「その当時の出来事」を書いているだけです。
進行管理上において、シナリオの問題は常について回りました。シナリオが遅々として進まず、そのもどかしさに皆が苛立っていたのかもしれません。そんな中で、事は起こりました。
自分が自ら、担当しているルートを書き直し始めた事。そして、またもやシナリオ担当と音信不通になった事。それが原因かは分かりませんが……自分は、特定のメンバーさんから責められる事になりました。「話がある」という事で、全体チャットでなく、個別チャットに誘われたのです。
【次回予告】
き……切れた……
ぼくの体の中で、なにかが切れた……
決定的な、なにかが……
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