第5話 学歴コンプレックスのレベル 学校歴編
・学校歴コンプレックスの場合
・レベル1(軽度)
学校歴コンプレックスの軽度症状は自分の大学と他大学を比較するところから始まります。例えば、私は最初に入学した文京学院大学という大学名を言うたびに文教大学と間違われていたので文教大学に対してコンプレックスを持っていました。馬鹿にはされていないが、誰にも知られていない。誰からも称賛されない。そんな大学に通っているのかとも感じるようになりました。
もちろん、上位大学においても同様に他大学と比較することがあります。例えば、明治大学はミニ早稲田として多くの人に認知されています。早稲田大学に落ちて明治大学に入学した人は事あるごとに母校と早稲田を比較してしまうはずです。
これらの比較段階において母校に愛着を持てるかどうかで学校歴コンプレックスが発症するか決まります。
・レベル2(中度)
レベル2では自分の在籍大学に愛着が持てなかった場合に上位大学に対してコンプレックスを抱くことになります。また、それだけに終わらずに在籍大学の粗を探してしまうかもしれません。2chや大学受験掲示板等では各大学がネガティブキャンペーンを繰り広げています。学歴コンプレックスに罹患しているとインターネットでのネガティブキャンペーンが過度な誹謗中傷であるという当たり前な事も理解できずそのまま母校への誹謗中傷を受け入れてしまいます。その結果、
「自分が通っている大学はダメだ」
「こんな大学に通うんじゃなかった」
というように思ってしまうかもしれません。これらの叫びが余りにも強くなると心身に不調が現れてきます。
・レベル3(重度)
学校歴コンプレックスがレベル3に到達すると心身の不調が明らかになってきます。例えば、学歴コンプレックスに思い悩む余り食欲がなくなり体重が減少した者(私です)。自暴自棄になり大学へ行かなくなる者。2ch等の掲示板で他大学を貶める活動をする者等。ここまで来たら自分自身のコンプレックスに向き合わなければ人生が立ちいかなくなるでしょう。コンプレックスに向き合うか、逃げるか。選択するのは「あなた次第」です。
今までに学歴コンプレックス、学校歴コンプレックスのレベルについて概観してきました。自分がどの立ち位置にいるのかはっきり自覚し、行動を起こしてみましょう。その行動はあなたに何らかの変化を与えてくれるはずです。
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