第6話 劣等感を力に変える
コンプレックスを持っている状態は、つまり、ある種の事に関して劣等感を抱えているということです。もし、この劣等感が払拭できたら生活はどのように変化するでしょうか?まず、悩んでいたコンプレックスがなくなることで生活に余裕が出ます。コンプレックスを抱えながら悶々と過ごすよりも何もコンプレックスがない状態で生き生きと暮らすことは雲泥の差があるでしょう。そして、劣等感を払拭するということは自信や優越感を得ながら生活することにも他なりません。自分に自信を持たないで人と接すると気づかれるように自分に自信がある人もまた、一目置かれるのです。
臨床心理学者の河合隼雄は劣等感を次の2種類に分け、解決方法を考えました。
・劣等感コンプレックス
・劣等性の認識
前者においてはできないことを不満に思っている状態です。学歴コンプレックスで例えれば自分の学歴、学校歴に不満を持っており、何とかしたいと考えている状態と言えます。
一方、後者においては自分が劣っている部分も受け入れ、それもまた自分なのだと認識している状態です。前者の例と比較すると、例えば、
「自分は甲子園に出場しており学歴よりも輝かしい実績があるから学歴は必要ない」
というような考えに至っている時のことを劣等生の認識と言います。
もし、あなたが学歴コンプレックスにおいて劣等性の認識をしているのならばそのコンプレックスは解消する必要はないでしょう。ちなみに、私は運動が苦手で運動能力が人よりかなり劣っていることを自覚しています。しかし、劣等性の認識ができているので全くストレスは感じていません。しかし、この劣等性の認識にあなたが納得できない場合。そう、学歴コンプレックスという劣等コンプレックスを持っている場合は克服に向けて動き出すのが良いでしょう。
まず、自分自身の学歴コンプレックスの種類、そして学歴コンプレックスのレベルを把握する。その上で1番あなたに合った行動を取りましょう。
大学へ入学する。専門学校・短大から大学へ編入をする。大学から他大学へ転入をする。大学から大学院へ進学する。仕事に打ち込み、結果を出す。寺へ出家し悟りを開く。あなたに合った「行動」をすることで学歴コンプレックスを克服でき、人生の新たなキックオフを蹴ることができます。頑張ってください。人知れずあなたのことは応援しています!
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