第34話 あとがき
今更ながらこのお話はほぼ、私の実体験にもとづいています。ですが、さすがに会話の内容に関しては、こんな感じだったかな?と言うニュアンスが多いかと思います。何せ9年も前の事なので。。。。。堪忍してください。
でも、再会後のやり取りはそのままですよ。
性格まではあまり変わらないみたいで、時々、かみ合わない会話だったりもあったりしましたが、それでも、落ち着くところに落ち着いてしまうのがとても不思議です。
そういう意味では彼女とはとても気が合うのかな?と思ってしまう部分であったりします。
当時はお互いに気を遣って話せなかったことも、今だから話せる。と言った感じで、すごく客観的に話せました。
一番うれしかったのは、「あんなクリスマスらしいクリスマスは後にも先にもあの一回だけだった」と言ってくれたことです。
あの日に告白をしていたら、今頃、どうなってただろう。そんなことを今だから考えます。
順調に遠距離恋愛をして、結婚をした。
恋人になったけど途中で別れてしまった。
フラれた。
単純にはこの3ルートなのかな。と思ったのですが、今までもそうですが、頭でさらりと考えつくような、単純な結末になった試しもなければ、いつも、想像の先を超えた曲折的な結果ばかりの過去を振り返れば、もっと別ルートがあるのかもと思えてなりません。思いつかないんですけどね。
記した通り、彼女とは現在進行形で連絡をとっています。何せ9年分ですから、話題を掘り下げなくても話のタネには事欠くことはありません。
それに、ことのほか彼女が恋愛匂のする話題に食いつくようになったので、カラカイがいが増して、会話の幅も随分と広がりました。
でも、本当に、伝えずに後悔をした気持ちを伝えるかどうかは考えもしていません。今でも、彼女の事が好きなのかどうかまだ思い出せていないと言うか。自信がないと言うか。
とりあえず、この物語はここで1度終わります。色濃い約1年間と9年の時を経た1日の記録。
ここまでお付き合いくださいまして本当にありがとうございました。
次回作は、劇中に登場をした新しい2人の物語を今度はフィクションで描いてみたいと思います。
多分、年の差のある2人ですから、そこに生まれるドラマも違った色合いを見せてくれることでしょう。
それではこの辺りで、本当にありがとうございました。
2016年6月18日 畑々 端子
街カフェ バージニア 畑々 端子 @hasiko
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