「オイシイ関係」3

オイシイ関係3-1

生まれた時から吸血鬼という運命を背負っていた。人間と吸血鬼というカテゴリーに分けられた世界で、何かを隠しながら生きるのは簡単ではあったが、なんとなくつまらなかった。そんな自分が、他の人間より何倍も大人びていることは分かっていた。そして自分が皮肉屋だということも充分理解しているつもりだ。

『人間は弱い生き物です。だから協力することで発展してきました。』

『日本は民主制を採用しており、国民の代表者が話し合って法律を定めています。』

『ケンカや仲間外れは良くありません。みんなで仲良く過ごしましょう。』

各教科の教師の話を聞き流しながら、中学生になった僕はため息を吐いた。

中学生になり、人間に紛れるようになった僕はそのまま頬杖をついた。

正直に言って、うんざりだった。

中学生にもなってこんなことを教えるのか。

これが通用すると思っているのか。

周りを見てみるといい。

クラスの中でいじめられている子どもがいる。

家庭環境が悪く、ろくに文具が買えない子どもがいる。

先生に気に入られ、勉強もせず成績を上げている子どもがいる。

仲良く見えるグループの中には序列ができている。

生徒にナメられて、満足に授業ができない教師がいる。

生徒によって、あからさまに態度を変える教師がいる。

生徒の成績不順の責任を押し付けあう大人がいる。

正義を振りかざしながら、心底ではさげすんでいる大人がいる。


《これらを前にしながら『平等』『公平』を謳い続ける人間がいる》


元から平等でない僕たちに平等に何かを与えたとして、何が「平等」や「公平」になるというのか。でこぼこの雪山に、平等に雪が降ったとして、果たして平らな雪面ができるのか。形を保ったままの山ができるだけではないのか。それに気づかないほどバカなのか。

学校は社会の縮図だ。それも心が幼いが故の、大人より人間的で残酷な世界。学校という所は人間の素晴らしさを伝える一方で、その残虐さを体験させるための施設だ。何をすれば理想的な素晴らしい人生が歩めるのか。それは教科書に書いてあるようで書いていない。なぜなら、教科書には「理想」が書いてあるのであって「真実」が書いてあるわけではないからだ。何より吸血鬼の僕らについての記述がない。世界は未だに僕らの存在を隠し続けている。

これのどこが「公平」なのか?

吸血鬼に人間と同じ権利を与えただけで「公平」を与えたとでも思っているのか。それは間違っている。この疑似的な「公平」は、僕たち吸血鬼が勝ち取ったものだ。僕らの先祖。まだ何の力も持たず、社会的地位さえ奪われそうになった昔の吸血鬼が、己の生活を守るために人間たちに掛け合い、話し合いに話し合いを重ねて認めさせたものだ。それをぬけぬけと人間たちの功績に仕立て上げるつもりなのか。「公平」という言葉を掲げれば、正しいことだとでも思っているのか。

目標だからいい?

そういうことを言っているんじゃない。目標はできることを掲げるべきだ。できもしないことを掲げ、それを目指すなんてバカげてる。

未来は分からないって?

ならば、聞こう。

教室にいる40人にも満たない生徒。そのあらゆる意味で純粋な子どもたちを従えることもできないやつらが、どうやったらわがままで自分勝手なプライドの塊である大人たちを動かすことができるのか。烏合の衆を前にして、右往左往するばかり。何も決定することはできず、曖昧な言葉でごまかすことしかできない。他人に干渉することを促しながら、自分は干渉することを恐れている。そういう人間たちに何ができるというのか。何故、そいつらよりもはるかに優れた存在となりつつある僕らが、こうして肩身の狭い世界で生きなければならないのか。僕には理解しがたい。したくもない。虐げられるものの気持ちを知らない愚かな人間たちに、今さら僕らの存在を知られようとは思わない。

改革したって結局は何も変わらない。彼らは彼らであり続ける。だったらこのままでいい。

僕は生きていける。

もうそれだけで十分だ。

満足だ。

《そういうことにすればいいんだろう?》

「めんどうくさいな。」

そうつぶやいて、僕は人間のエゴばかりが記された本を閉じた。


授業の終わりを告げるチャイムが鳴り終わると、僕は担任から職員室に来るように言われた。

優等生の僕は、あらゆる先生にとってお気に入りの生徒だった。クラス担任には特に気に入られていた。何かあれば僕が呼ばれた。その用件は、雑用であったり、世間話であったり、愚痴であったりした。

今日も僕は文句ひとつ言わず、担任と一緒に授業のプリントを運ぶ。その日運んだプリントには、修学旅行の日程が印刷されていた。

『学校生活で一番好きなことは?』

先生にそう聞かれて、僕はこう答えた。

『給食の時間です。』

先生は意外そうな顔をした。

『なぜ好きなの?』

先生がわざとらしく小首をかしげる。

僕は同じように首をかしげながら答えた。

『みんなの幸せそうな顔を見るのが好きなんです。何かおかしいですか?』

子どもというのは素直なもので、それぞれ面白い側面を見せてくれる。意地を張らず本能のままに動く子どもは、僕の予想に反した動きをすることが多々ある。それが最も表れるのが給食の時間というだけだ。

欲が満たされれば、幸せだと錯覚する。

それは何とも愉快な時間だ。

先生の授業より、何倍も。

心の声は誰にも聞こえない。それでいて誰にも理解できないだろう。

そんなことを知らない。何も知らない先生は僕をほめてくれた。

『そんな風にみんなのことを見てくれているのね。みんなも幸せ者ね。ありがとう。』

そうして微笑んでくれた。

僕も微笑み返せば、先生は満足そうに頷いた。

先生は何も知らない。

僕が吸血鬼という事も。

僕が社会で虐げられている事も。

僕が先生よりもはるかに多くの知識を持っている事も。

僕がクラスをコントロールしている事も。

僕が本当は何が好きかも。

何も知らない先生は、そんな僕のことがお気に入りなようだった。

心の中でほくそ笑む。

『先生は、幸せですか?』

そう言うと、先生が立ち止まった。プリントが何枚か廊下に落ちる。

唐突な質問に動揺している、というよりはどう答えるべきか困惑している様子だった。

『…えぇ。こんな素敵な生徒を持って、私は幸せだわ。』

夫の浮気によって離婚が成立し、未だ腫れぼったい目をした先生は、涙ぐみながら、本心とはかけ離れた模範解答を述べた。


そんなことばかりを鮮明に覚えている。


  ○  ○  ○


『吸血鬼は俺らを殺す気なんだ!』

せっかくの友人との休日を妨げる耳障りなセリフが聞こえた。

混乱した人間たちはおどおどと動き回った。

ステージに乱入した男は取り押さえられた。

スタジオにいる芸能人たちはいつものペースを取り戻そうと必死だった。

僕の目が好きだという友人は僕の様子を静かに見守っていた。

今起きたことを頭の中で整理しながら思う。

あの男はバカだと。

吸血鬼が《意味のない》殺しなんてするわけがないのに。

そもそも、そんなことをすれば、自分の立場が危うくなることは分かり切っている。それは人間だって同じ条件だろう。それに人間が吸血鬼に楯ついたところで、勝てるわけがない。あんな無能の集団、こちらが本気を出したら簡単にひねりつぶせる。文字通りの意味でも、社会的な意味でも。僕たちはそのための教育を受けてきている。

今や大手会社の重役、公務員の主要人、官僚の中にも吸血鬼がいる。そいつらが動けば、あの男性はおろか、この国自体も傾けることができる。優秀な存在故に危険な存在。どれだけ扱いが面倒であっても、国の成長のためには必要である。だから、国は未だに吸血鬼の存在を黙認し、混乱を避けるために隠していたのだ。それを向こうから破った形になる。国の吸血鬼への対応はもっぱら謝罪だ。僕らが日本に暮らせないなら、もっと寛容な国に行けばいいだけの話。世界中に居場所がないなら国を立ち上げればいい。別にここにいる必要はないのだ。それだけのものを、吸血鬼たちは蓄えてきた。しかし、有能な吸血鬼たちを失ったこの国はどうなるのだろうか。それが分かっているから、国は僕たちに人権を与え、血を飲む奇妙な人種を受け入れてきた。それがあの男1人の勝手な行動によって崩れようとしている。

実にバカだ。

普段は何もできないくせに、改革者にもなった気分で周りの被害を考えもせず勝手に行動して自滅する。バカ以外の何者でもない。

(さて、そろそろか…。)

そうして携帯端末に目を向けると、メールが受信された。その着信音に驚いたのか、友人のイスがガタリと動く。それにかまわず、僕はメールをあけた。


題:同志各位

本文:冷静に対処せよ。


一斉送信されたメールの内容はいたってシンプルだ。こういった事件が起こる度、吸血鬼の統率機関から送られてくるメール。それは吸血鬼の緊急連絡網の役割を果たしている。必要な者には詳しい内容が書かれた文が届くし、関係なければこんな風な文面のメールが届く。嫌というほど人間について教え込まれた僕たちは何をすべきかを知っている。

現状維持。

この件の後始末は然るべき人間と然るべき吸血鬼に任せて、いつも通りに過ごすこと。

信用に足る人物以外に己の真相を明かさぬこと。

あくまで勝手なことはしないこと。

それが吸血鬼のルールだ。だから僕は何もしない。今回のことで、僕が動けることは何もない。こんな大規模な“バラシ”は初めてだが、せいぜい政府内部にいる吸血鬼がうまく立ち回るだろう。

僕は大きく息を吐いた。

自分よりもはるかに劣った人間にやきもきさせられるのはなんと滑稽なことか。知らない他人にされるとこうも落胆させられる。これが友人だとしたら心が躍り、もっと知りたいと思う。これからどんな姿を見せてくれるのか。

どんな食べ方をするのか。

どんなものを食べるのか。

そればかりが気になり、分かればまた次のことばかりを考えている。

端的に言ってしまえば、僕は彼に夢中なのだ。今の僕には彼がいればいい。彼がいれば、他に何もいらない。なぜなら、彼は僕の理想の食べ方をするから。僕は彼を気に入ったから。

何か起こるとすれば、僕は彼だけは失わないようにしなければならない。

数ヶ月前にはなかった感情が、僕の心を支配していた。

「なぁ…。」

沈黙に焦れた友人は、僕に話しかけてくる。端末に向けていた視線を彼に向けると、心底心配そうな顔をしていた。目が合うと、それが少しおびえたようになる。僕はそれだけ酷い顔をしていたらしい。無意識に消えていた表情を戻す。

「何でしょう?」

「大丈夫なのか…?」

「はい。吸血鬼の存在は国には認知されています。国が僕たちの存在を隠したいなら、向こうが勝手にそれなりの処置をしてくれますし、僕よりも権力のある吸血鬼が動いている事でしょう。だから心配はありません。」

僕は淡々と、これから起こるであろうことを告げる。

しかし彼はその返答に不満がある様だった。

「そうじゃなくて…。」

真っ直ぐに見つめられる。

「アンタは大丈夫なのか?」

これは驚いた。彼は自分を吸血鬼の一部としか判断しない僕とは違って、僕自身を案じてくれていたらしい。何といじらしいことだろう。おかげで意図せず頬が緩んでしまった。

「大丈夫ですよ。僕が拘束されたり、行動が制限されたりすることはないですから。」

「それならよかった…。」

彼には表裏がないから、安心してその感情を受け取ることができる。僕にとっては、吸血鬼の存在が世間にバレるより、彼の食事が見られなくなることの方が一大事だ。それさえあればいい。彼さえいればいい。この件が、彼の食事を妨げるなら、僕は全力で阻止する。それだけの話。

そのためにさらに彼を安心させる言葉を投げかけようとした時だった。

《ピンポーン》

部屋のインターホンが鳴った。

「…客か?」

彼が首を伸ばして玄関の方を見た。

だが、それはありえない。

僕には彼以外に友人はいない。このマンションはエントランスにロックが掛かっているタイプだし、部屋のインターホンが鳴るという事は同じマンションの住人という事になる。来るとすれば僕から血を買っている吸血鬼の客だ。だが彼らにはメールでアポイントを取らせるようにしているし、いつもまとまった量を渡しているから今日客が来るのはおかしい。

「失礼しますね…。」

僕は席を立ち、玄関へ向かう。途中でちらりと見たドア前を映すモニターには、いつもの客の姿が複数映っていた。妙に思いつつ、リビングと廊下の間の扉を静かに閉め、玄関に揃えられた彼の靴を靴棚に隠す。他の吸血鬼に彼の存在を知られたくはない。こんなことをしても客は匂いで気づくだろうが、そうしたらもう帰ったことにでもすればいい。

そうして僕はチェーンをかけたまま、玄関のドアを開けた。

「何かご用でしょうか?今日は何の連絡もいただいておりませんが…。」

隙間から見えるのは僕から血を買っている吸血鬼の男が複数。僕より社会的地位も身長も低い吸血鬼仲間を連れて、へらへらと笑いながら手をもんでいる。あからさまなゴマすりの体勢。それを僕が嫌っていることを分かってやっているから質が悪い。

「旦那ぁ…ご機嫌はいかがですか?さっきの中継、見てたでしょう。大変なことになりましたねぇ。」

ひと際低身長の吸血鬼がドアの隙間から僕を見上げる。そのねっとりとした声には嫌悪感しか抱けない。この人物は何か企んでいる。しかもそれを全く隠そうとしていない。変なことを口走る前に切り上げた方がよさそうだ。

「えぇ。また人間がバカなことをしましたね。でも、それはいつものことでしょう?」

「それもそうですが、ここまで大々的なのも珍しい…。今度こそ何か起こるかもかもしれません。」

「あはは。面白いことをおっしゃいますね。そうだとしてもあなたたちがここに来る理由になるとは思えません。要件を話す気がないなら、このまま失礼します。」

そう言って扉を閉めようとすると、ドアの隙間に足が差し込まれる。

ガタンッと派手な音を立てて扉はそれ以上動かなくなった。

「そんなぁ、ひどいじゃないですかぁ。」

そんな声と一緒に手が差し込まれる。男の細い腕はわずかな隙間から僕の手首をつかんだ。その力は強く、爪が食い込んでいるせいで簡単には外れない。

僕が顔をしかめると、男はニヤリと笑った。

「少し話をするぐらい、いいじゃあないですかぁ。私達の危機だ。協力しましょうよ。」

「あなたは昔教わったことを忘れたんですか?メールも届いているでしょう。僕らは何もするべきでない。何もできることはない。今回のことであなたが吸血鬼とバレそうになっているなら自分で対処すべきですし、血のストックが欲しいなら順序を踏むべきだ。こんな強行手段に出るほど落ちぶれたのですか?これではまるで犯罪予備軍だ。良い病院をお教えしましょうか?それとも今すぐその腕をへし折って差し上げましょうか?どちらにせよ、吸血鬼らしくしたらどうです。あんな中継を見た後ならなおさら。」

わざと皮肉を混ぜて捲し立てる。しかし男は表情を一切変えず、さらに手に力を入れた。

僕の腕が男の手の形に変形していく。

「それがねぇ…詳しいことは言えないんです。これも上からの命令でしてね。」

「それは人間のですか?」

「いえ。」

そう言った時、向こうの仲間が後ろで動いたのが分かった。

反射的に身を引いたが腕が解けない。

とても嫌な予感がした。

「人間と、吸血鬼の決定です。あなたには犠牲になってもらう。」

唐突にぱっと手が解かれ、反動で少し体が後方へよろめいた。

反対に男の顔が隙間から消える。次の瞬間扉の間にペンチが差し込まれ、チェーンが切られた。ブチンと金属の切れる音がして、ドアが勢いよく開かれる。玄関が一気に明るくなった。強気な態度と露骨な行動で僕をひるませようとでも思ったのだろうか。生憎、僕はそこまで軟弱な精神をしていない。

「犠牲?何のことです?」

僕が動じずに答えると、向こうは少し焦ったようだった。

「さっきも言ったでしょう?ご協力いただきたいだけです。来ていただかないと、私達の立場がないんですよぉ。」

「その割に随分手荒なことをなさるんですね。ご説明いただけますか?」

「説明は他の者がする。とにかく今はご同行を願う。」

さっきの小男よりもがたいのいい男が野太い声で言った。どうやら何を言っても通じないようだ。

「任意同行ではないのですか?今は色々と忙しいのですが。」

「来客中だから?いい匂いがしますねぇ。パートナー候補とお食事中でしたか。」

スンっと鼻を鳴らし、部屋の奥を指さす。その匂いという言葉には明らかに別の意味がこもっている。

「そんなんじゃないですよ。」

向こうの人数は5人だった。到底かなうとは思えない。しかし、彼を守るにはやらねばなるまい。見た目を保つために毎日筋力トレーニングをしているし、吸血鬼の学校で身につけた護身の心得もある。殺すところまではいかなくとも、このドアが閉められる程度に彼らを牽制できれば十分だ。

僕は体勢を低く構えた。

「まさか彼の血を飲みに来たのではないでしょうね?それが吸血鬼の決定のわけがないでしょう。出鱈目を言わないでください。」

「魅力的なご提案ではありますがね。そんなことじゃあありません。」

その時、僕の後ろで部屋の扉が開く音がした。

「おい…。なんかすげぇ音したけど大丈夫か?」

目の前の小男がニヤリと笑う。

どうやら僕は罠にはまったらしい。こいつ等の目的は彼だったのだから。

「部屋に戻ってください!」

そう言いながら振り向いた時、頭に衝撃が走る。何かで殴られたのだ。肉のぶつかる鈍い音と共に僕の口から嫌な息が漏れた。勢いのまま壁に叩きつけられ、その場に崩れ落ちる。僕が倒れると、外にいた吸血鬼たちが土足で立ち入り、彼を拘束しにかかった。彼も抵抗してはいるが、複数の男に敵うはずもなく、後ろ手に押さえつけられる。彼が助けを求めて喚くが、その口もくつわを履かされてしまえばただのうめき声に変わった。

(くそ……。)

突然首に鋭い痛みを感じる。おそらく薬を投与された。そして意識が遠のいていく。

僕は気を失う寸前、血の匂いを嗅いだ。

それは初めて嗅ぐ、彼の血の匂いだった。


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