ACT35 アフタープレイ 『Let's play! ガーデンオーダー!』

銀造:というわけで……!


一同:お疲れ様でしたーーー!


GM:そんな感じで『ガーデンオーダー』、やってみましたが、どんな感じでしたか?


一同:面白かったーーー!


GM:いわゆる「現代異能モノ」というジャンルですが。


クルミ:能力の使い方が結構簡単だった割に、戦闘とか楽しかった!


ふうか:だねー。


クルミ:普通、簡単だと、戦闘とかわかりやすい代わりに単調だったりするよね? でも、これは、簡単で分かりやすいけど、面白かったよ!


銀造:えーと、今の発言をまとめると「チョロいシステムだったけど、面白かったよー」というコト?


クルミ:そんなコト言ってないし。


GM:とりあえず、久保田悠羅先生に謝っとけや。


銀造:「ダメージの点数」=「ダメージ」っていうわけじゃないけど、チェックボックスが埋まっていく方式は非常にスリリングだったね。


クルミ:うん、結構追い詰められていく感じがあったよね。「重傷」とか「致命傷」っていう名称もいいよね。わかりやすい。


GM:イメージが湧きやすいよね。


銀造:『オーバーブースト』も「致命傷」というコストを払うことで、「自分の命を削って……!」という感じで盛り上がるよね。


ふうか:わかるわー。


GM:使いどころとかね。


影介:(小声で)使えなかったけどね……。


銀造:しかし、能力は《発火能力(イグニッションバースト)》とかがカッコいいんじゃないかなー。やっぱりそういう目に見える能力の方がわかりやすいし、派手でカッコいいよね。


影介:精神系は周りの人から見ると、「何やってるのかわからない」感じだよね。


クルミ:でも、「戦う係」「傷を治す係」とかにはっきり分かれているわけじゃなくて、それぞれがやりたいことができるよね。回復ばっかりになっちゃうと、攻撃もしたくなるもんねー。


ふうか:わかるわー。それー。


銀造:そう。傷を治さないのも自由、みたいな。


クルミ:や、それは知らないけど。


ふうか:治せよ! でもさー、回復できる人は1人くらいいた方がいいよね。


クルミ:いなかったら諦めるしかないね(笑)。


GM:しかし、現代社会は電気系、強すぎるだろ!


クルミ:えへへー。


クルミ:ねえねえ。そう言えばさあ。《精神投影(イメージリアライズ)》だっけ? 嫌がられないの? 精神系のヒトって。ほかのオーダーの人たちから。


銀造:えーーー!? なにそれ? そんなに嫌な感じだった?


クルミ:いや、ほかのオーダーの人はさあ、目に見える能力(チカラ)じゃない? でも精神系のオーダーは目に見えないことをするから、自分が何をされるのか、されているのかわからないじゃん。


影介:あー、洗脳とかしちゃうし。


銀造:(甲高い声で)だって、エキストラにしか効果がないんだからぁぁぁ! 《†ブレインウォッシュ》はぁぁぁ!


GM:ま、ルール的にはね。


ふうか:あ、そうなんだ。


クルミ:でも、ルール的なことじゃなく考えるとねー。


GM:あー、黄一郎(おにいさん)とかを洗脳してるからね。


クルミ:そうそう。いつも洗脳しているところを見ていて「うわー」ってなるんだよねー。「アタシも洗脳されてんじゃね?」ってさー。


GM:まあ、だからこそオーダーたちの間でも孤独っていうのは理解できるのでは? 「七瀬」みたいな立ち位置というか。


ふうか:あー。『七瀬、ふたたび』。


銀造:筒井康隆の。


GM:そうそう。


銀造:しかし、《精神投影(イメージリアライズ)》は、攻撃能力がすっごく低いよねー。


GM:でもその分、回復もできるし、調達能力が極めて高くなるからね。


銀造:でもホラ、調達しても誰も喜ばないから。


一同:(笑)。


銀造:でも結局『C4』が使えなかったなー。


GM:威力は絶大だけどね。


銀造:みんな決戦の時にマヒったからねー。使えなかったわー。巻き込んでも構わないから使えば良かった。


ふうか:オイ!


銀造:しかし、成功率が100%を超えても、それぞれの成功率が上がるような特技がないと攻撃を2回に分けても当たらないねー。


GM:いや、普通はあんなに外さないから。何連続だっけ?


影介:8連続。


ふうか:ないわー。それはないわー(笑)。


影介:いや、ダイスが悪いんだよ。


一同:…………。


GM:さ、さあ。それじゃ経験値を配るか!


一同:わーーーい!


GM:じゃあ、いくよー。





 というわけでお待ちかねの経験点配布である。

 このためにTRPGをやっていると言っても過言ではない。ハッキリ言って(←失礼)。





GM:「セッションに最後まで参加」。これはみんな達成で5点。「シナリオ目的達成」もできたから10点差し上げましょう。次……「良いロールプレイをした」! どう? みんな良いロールプレイをした?


一同:したーーー!


GM:では具体的にどうぞ。


一同:………。


銀造:えっと……。アレだよ。なかなかのロールプレイだったよ。俺は。


GM:はいはい。そういうんじゃなくて、キャラクターにどう深みが出たとかそういうことだけど。


銀造:え? えーーー……? えっと……ずっとソロでやってきたけど、色々とあって相棒(バディ)を組むようになった。とか?


GM:まあ、それならいいでしょう。1点どうぞ。


銀造:え? 1点なの?


GM:いらなきゃやらねーよ。


銀造:いるいる! いるに決まってんじゃん! やったー! 1点ゲット!


影介:えーと……僕は、色々と言い訳がヘボかったけど、クルミに怒られてー……。


一同:(笑)。


銀造:で、最終的に公園で子供を眺めて傷が治った。みたいな?


クルミ:あははー。


GM:まあ、そうだね。思ってたのとは違ったへっぽこなキャラになったけど、面白かったよね。影介。1点。


影介:やったー!


ふうか:私はねー。最後のシーンでの詩歩ちゃんとの会話とか。


銀造:それ以外は擬音語が多かったけどな。「ぼわぼわーん」とか。


影介:確かにね。


GM:でも良かったですよね。1点。


ふうか:いえー!


クルミ:え? あたし?


銀造:ああ。出落ちだったところ?


GM:刀が……。


クルミ:(笑)。えっとぉー、「ネフィリムしか斬れない刀」っていうー、勇気ある選択をしてー。でもー、使えなかったところがぁー。エンゲージもちょっとしたけどー……。当たんなかった。


銀造:そう言えば、ベテランのクルミと影介がほとんど活躍していなかったような……(笑)。


影介:でも僕はザコ2体を倒したりしたよ?


GM:しかし、ボス戦では……。


影介:まあ、銃も壊れちゃったしねー。


クルミ:ホラ、もともとふうかちゃんと銀造の話だから。基本は。


銀造:なるほどー。そういう抑えたロールプレイだったと。


クルミ:そうそう(笑)。


GM:いいでしょう。1点。


クルミ:わーい!


GM:それから……「他のプレイヤーを助けた」か。まあ、みんな助け合っていたよね。1点ずつどうぞ。「セッションの進行を助けた」ね。これもまあ、初めてのシステムだし、いいでしょう。1点。


一同:やったー!


GM:「手配連絡を行った」。


銀造:したした。ルールブックを用意した!





 まあ、代金は多めにもらいましたけどね。





クルミ:いろいろ準備したよー。


ふうか:したーーー!(ホントか?)


影介:僕もしたよー!(虚言では?)


GM:了解。まあ、いいでしょう。全員1点。


一同:やったー!


GM:じゃあ、みんな何点になった?


銀造:えーと20点。


クルミ:あたしも20点。


影介:僕も20点。


ふうか:私、21点。


銀造:何でだよ!? 全員、同じ点数のハズだろ?


ふうか:だって私21点じゃん! ……あ、20点だったー。





 そりゃそうですよ。

 そもそもみんな同じ点数が配られているんだから。





GM:じゃあ、経験点の使い方を説明しようか。まず、できることは10点支払って「特技を取る」。


クルミ:特技?


銀造:あー! あれか『精密攻撃』とか。


GM:そうそう。


銀造:お、『爆発物』ってのがある。……「種別:爆発物を設置する際にペナルティを受けない」? あれ? どんな意味なの、これ。


GM:ん? ……(ルールブック確認)……『C4』とかの爆発物を設置しても爆発させるには、〈銃器〉の判定をするんだけど、この特技がないと成功率が半減するんだよ。


銀造:え? マジ!? ってことは、コレ取らないと『C4』が満足に使えないじゃん!


GM:まあ、そういうことだね。どうも。


銀造:じゃあ、これを取る以外の選択肢がないなー。





 ここに来て、銀造はズブの爆弾素人だったことが判明。

 まさに下手の横好きというヤツか。

 しかしこれを取れば、名実ともに「爆弾マニア」に! やったね!





GM:あと、15点払うと「能力値が1点上げられる」よ。


ふうか:え? 1点?


影介:でも1点上がると結構変わるからねー。


一同:うーん……。


GM:で、30点払うと「自分の[ランク]が1上がる」。つまり[ランク]6のオーダーになる。


一同:おおーーー……!


影介:そうすれば[ランク]で倍率を出すヤツが一気に強くなるね。


GM:で、技能の%を1点で1%ずつ上げられる。


銀造:つまり10点で10%。うーん、最初は自分のスタイルに合わせて特技を取った方が良さそうな感じかなー。


ふうか:だねー。


GM:最後に「アイテムの常備化」。アイテムの欄にあるポイント分の経験値を使ってね。


銀造:でも『C4』は10点も使わなきゃいけないんだよ……。


影介:2個目かよ!?


クルミ:それは大変だね……。


ふうか:取らなくていいよ!(キッパリ)


影介:僕は特技を取ったよ! 『精密攻撃』! 全部の攻撃の成功率が20%ずつ上がったよ! だから70%で2回攻撃できる。


クルミ:あたしもそれ欲しい~。


ふうか:私も!


銀造:じゃあ、みんな取ればいいんじゃないかな『精密攻撃』。だって間違いないじゃん、これ取っておけば。


GM:まー、そーかもしれんが、それでいいのか?


銀造:まー、俺はまず『爆発物』を取るけどな。


ふうか:えー。まあいいけど、私がいるところで爆発させないでね!


銀造:わかったわかった(生返事)。


GM:まあ、そんな感じで上げられますんで、次やる時までに考えておいて下さい、と。


一同:はーーーい!


銀造:じゃあ、そろそろ行くか。


ふうか:え? どこ?


銀造:決まってンだろ? ファミレスだよ(ドヤ)。


ふうか:その顔、マジでキモいからやめて。


クルミ:(笑)。


GM:まあ、でも行きますか。


銀造:俺たちの反省会はこれからだーーー!(未完的な意味で)


一同:おーーー!





 そんなこんなで。

 銀造(のプレイヤー)の目論見は無事に成功し、『ガーデンオーダー』をプレイすることができたのだった。

 まあ、GM(劇辛党)は大変だったかもしれないけど(財布的な意味で。あとついでに即興シナリオ的な意味で)。


 しかし、正直、この『ガーデンオーダー』。ルールも簡単で分かりやすく、その上、スリリング。

 キャラクターごとの使える能力も決まっているので、『特性能力』さえ決めればサクサクできる!

 しかもキャラクターに愛着も湧く。

 それに何といっても『C4』が強い!(使ってないけど。これから使うし!)



 現在、すでに上級ルールブックが販売されて久しいが、基本ルールブックだけでも十分に楽しめると思う。

 もし、このリプレイを読んで「お、ちょっと面白そうかも」と思った方がいれば、とりあえず基本ルールブック(1600円)を2冊購入しよう!

 そして、暇そうなカオをしているヤツ(失礼)に1冊渡して「じゃー、オレ、キャラ作ってるから、シナリオ作っといて。あ、オレ、ソロでいくわ」とか言ってみよう。それでオールOK。ああ、1600円受け取るのを忘れんなよ?

 まあ、実際はシナリオも載っているので、十分にやれるハズ(無責任)。



 最後になりましたが、ここまで読んでくださった方々へ。

 

 本当にありがとうございました!(ぺこり)


 マジで感謝する5秒前!(古い)


 ……というわけで。



 Let’s play! 『ガーデンオーダー』!

 Let’s play! TRPG!



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ガーデンオーダーTRPGリプレイ『風見鶏、炎上』 グリップダイス @GripDice

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