ACT31 クライマックスフェイズ-⑥或いはエンディングフェイズ 風見鶏ふうか 『ふうかだよ? わかる?』

 最初に言っておこう!

 これが最終ラウンドである!





【第5ラウンド】


銀造:そう言えば、[スタン]になったら、【先制値】が下がるとかないの?


GM:ありません。


銀造:なんでだよー。気絶してるんだろー?


GM:はい、頑張って【先制値】振って下さい! ……(コロコロ)……はい、24!


一同:……(コロコロ)……。


GM:はい、みんないくつー?





 やっぱり巨人(スルト)が1番だけど、第5ラウンドの【先制値】は以下のとおり。


 巨人(スルト) 24

 クルミ 14

 影介  14

 ふうか 13

 銀造  12





ふうか:爆弾、使わないで欲しいなー……。


銀造:だったら、当てろよー。


影介:当てるぜぇーーー!(ぐっ)


ふうか:よし! みんな、成功率100%の1回攻撃で行こう! 行くよ!


GM:まてぇい! その前に巨人(こっち)の番なんだよぉぉぉ! 薙ぎ払えぇぇぇ! ……しかし、もう[致命傷]しかないんだよなー……。薙ぎ払えないぃぃぃ~~~! うーん……ダメだ。移動せずに[スタン]を解除。しかし、移動できないとエンゲージできない。


影介:エンゲージできれば、コストなくて攻撃できるの?


GM:どうでしょうね? まあ、できるんだけど。しかし、ムリ。


ふうか:(笑)。


GM:……命を削って薙ぎ払う!


クルミ:スゴいねー……。


GM:この一瞬のためだけにぃぃぃ! 死ねぇぇぇぇぇい!


ふうか:ファンブれ!(祈)


GM:いっけぇぇぇ!


クルミ:ちょ……! 死んじゃう!


GM:え!? 死んじゃう!?(喜)


ふうか:あ! 『オーバーブースト』って敵にも使えるのかな? 出目を入れ替えたり。


GM:できません!(笑) ハイ、避けて! ……(コロコロ)……当たり! 49。


クルミ:よんじゅうきゅう……(溜息)。


影介:……(コロコロ)……69。回避したけど当たったー。


ふうか:ねえ! 《†ストームブリンガー》使えばさぁ。有利になる!?


GM:いや、多分、認めないと思うけど。っていうか、そもそも技能の成功率が上がったとしても、49以下を出さなければいけないことに代わりがないんじゃ……。


ふうか:そうか。じゃあやるぜー! ほあぁぁぁーーー! ……(コロコロ)……あ! 15! 成功!


一同:おおーーー!


銀造:俺か……。フンッッッ! ……(コロコロ)……30。成功。ふぅ。


クルミ:ちっちゃいの、ちっちゃいの、ちっちゃいの……! ……(コロコロ)……61。あー……。


銀造:『オーバーブースト』で入れ替えれば?


クルミ:うーん……。でも[致命傷]を受けるんだよね……。うーん、どうしようかな……。相手のダメージがどのくらいかわかんないしなー……。うーん、でもまた[マヒ]とかになったらイヤだしなー……。じゃあ、『オーバーブースト』で出目を入れ替えて〈回避〉成功にします。


GM:了解。じゃあ、[致命傷]1点ね。じゃあ、失敗した影介のダメージ。こっちは命削ってんだから……いっくよーーー! ……(コロコロ)……あ、低い……。防御力を引くと……『爆発』。


銀造:またかよー。


GM:[重傷]1と[マヒ]。動けない!(喜)


影介:[マヒ]かあー。


銀造:もうみんなここから離れてー。C4(アレ)、使うからー。


影介:いや、僕、いるんだけど?


銀造:もうガマンできん! というかとにかく使いたい!


影介:ヒドイ!


GM:オニか!?(笑) で、次は?


影介&クルミ:はいはーい!


クルミ:“雷華(らいか)”でやるよ! 巨人(スルト)に『エンゲージ』する!


銀造:お! ついに!


クルミ:じゃあ、1回攻撃!


GM:この一太刀で!


クルミ:いっくよーーー! ちっちゃいの、ちっちゃいの、ちっちゃいの、ハイ! ……(コロコロ)……43。普通に命中。


GM:かわす! ……(コロコロ)……01! クリティカルでかわしちゃった!(喜)


ふうか:オイィィィ!


クルミ:がっかり。


銀造:雰囲気、読めよー。


GM:だってだって、ダイスがそう言ってるからぁ~~~(喜)。


影介:じゃあ、僕。まず、『移動』を使って[マヒ]を解除。で、2回攻撃!


銀造:え? また?


クルミ:大丈夫?


銀造:まあ、そろそろクリティカル出るかも知れないしね。っていうか、多分、今、6連続くらいで失敗してるよね?


ふうか:6連続(笑)。


クルミ:外しすぎ(笑)。


ふうか:だいじょーぶ、だいじょーぶ!(根拠なし)


影介:だよね! じゃあ、行くぜ! 命を削って……!


銀造:別に削ってねーじゃん(笑)。


影介:いや、削ってる! プレイヤーの命! それに『オーバーブースト』だって使う!


GM:おおー。


影介:《†レーザーショット》! 1回目! 50%以下! ……(コロコロ)……55?


ふうか:入れ替えられないじゃん!(笑)


クルミ:次はどっちか「0」出せば!(笑)


影介:よし! 2回目! 目からビーーーム! ……(コロコロ)……78?


GM:『オーバーブースト』を使うことすらできないとゆー(笑)。


ふうか:まさかの……!


クルミ:8連続失敗(笑)。


銀造:ちょ……8連続って……。確か……。





 そう。

 ここで影介は偉業を成し遂げたのだった。

 ガーデンオーダーのルールブックに掲載されているリプレイ内にて。

 きくたけ大先生が樹立した「6連続スカ」という大記録を塗り替えたのだ!

 しかも一気に2回も上回って!


 スゲェ! パネェ!


 コンベンションだったら、暴動が起きるレベルだよ!?

 あるいは帰り際の闇討ち。





GM:じゃあ、次はふうか。


ふうか:よし。ここは1回の方がいいかな……。


銀造:でも2回やって、どっちか「0」が出れば『オーバーブースト』できるけど。まあ影介みたいなこともあるしなー……。


ふうか:よし! 決めたよ! 2回攻撃! 《†エアカッター》!


GM:来なさい! 55! 55!(笑)


ふうか:ちょっと! やるんだけど!(笑) 1回目! てぃやあーーー! ……(コロコロ)……36。当たった。


GM:かわすよ! ……(コロコロ)……97。ダメだ! かわせない!ダメージを!


銀造:お!? これはいけたかも!?


ふうか:「詩歩ちゃんから離れろぉぉぉ!」 ……(コロコロ)……21点の『切断』。


クルミ:『オーバーブースト』使わないの?


銀造:ここで使わなくてどうする!?


GM:でも、クリティカルじゃないからね。防御力分はダメージが減るからね。


ふうか:そっかー……。


銀造:まあ、クリティカルが出た時に使いたいという気持ちもわかる。


クルミ:もう1回攻撃あるしね。


ふうか:よし! もう1回にかける! 使わずに取っておこう。[疲労]だって埋まってるんだから[致命傷]になるしね。


GM:おー、言う言う。ではダメージは……防御力を引くと14だから……ぎゃーーー! [軽傷]3個だから[致命傷]が1個埋まっちゃう!


クルミ:まだかー……。


ふうか:もう1回あるから! やっていいんだよね?


GM:当たればね。


ふうか:はぁーーー! ……(コロコロ)……うにゃあ! 33。当たり。


銀造:ゾロ目かー……。入れ替えても33だね(笑)。まあ、当たったからいっか。


GM:まだわからんよ? かわすよー。……(コロコロ)……ダメだ! かわせない!


銀造:これは決まったか!?


ふうか:あ、じゃあ、『オーバーブースト』使おうっと。


GM:[致命傷]受けて?


ふうか:うん。ダメージ、いくよー! ……(コロコロ)……9。うーん、いまいちだけど、『オーバーブースト』も全部足したら34点!


GM:では、相手(スルト)の防御力を引いて……。


ふうか:「詩歩ちゃんを普通の人間に戻してぇぇぇ!」って言いながら、カマイタチで斬りつける!


GM:どこに斬りつける?


ふうか:頭!


クルミ:頭!?


銀造:水無月詩歩の?


ふうか:あ。イヤ、足とか。腕とか。巨人(スルト)の。詩歩ちゃんと巨人(スルト)が繋がっている部分の。「詩歩ちゃんから離れろぉぉぉ!」って。


GM:了解。そうすると……「裂傷」で[重傷]3。死亡! 炎の巨人……スルトは、風の刃で切断されて、ゆっくりとステージの上に崩れ落ちる。そして、ステージ上には液体状の炎だけが残っている。


一同:やったー!





 激闘の末、炎の巨人(スルト)は倒れ、溶けて消えていった。

 ステージ上には揺らめく炎が僅かに残るばかりである。





銀造:いや、しかし、水無月さんはどうなったんですかね?


GM:水無月さんは切り離されて、そこに転がっていますけど。


影介:水無月さんは大丈夫だったの?


GM:ん? いや、中身は空っぽだよ?


影介:空っぽ?


GM:水無月詩歩の殻が残っている感じの。


銀造:それって助からないってこと? いや、俺はここでやるよ! 《†サイオニックヒーリング》!


ふうか:私も! 詩歩ちゃんのところへ!


GM:……では、駆け寄るんですね? では駆け寄る人は〈応急手当〉を。


銀造:ん? 〈応急手当〉? 《†サイオニックヒーリング》やろうと思ってるんだけど?


GM:ふーん。じゃあ、《†サイオニックヒーリング》使って。他の人は〈応急手当〉を。


ふうか:わかった。この判定でも『オーバーブースト』使えるよね?


GM:うん、使えるよ。


銀造:じゃあ、俺は《†サイオニックヒーリング》を使う。


クルミ:うーん……。〈応急手当〉かー……。48%しかないよー……。じゃあ、私は、“雷華(らいか)”で突き刺す。


銀造:エ!? さらに?


クルミ:そう。でも私の刀はネフィリムしか斬れないから。


銀造:まあ、そうだけど、事情を知らずに見ている人からするとヤバイ人だね(笑)。


ふうか:あ、〈応急手当〉からやっていいんだよね?


GM:どうぞ。


ふうか:いくよー。48%以下で……(コロコロ)……81? あ、じゃあ、『オーバーブースト』で出目を反対にして、18! 成功にする! 


GM:了解。あなたは、自分の背中をグリグリと抉(えぐ)った相手だけど、応急手当に行ったよ。


ふうか:そう。だからヒロイックなシーン。


一同:(笑)


GM:あなたは〈応急手当〉を必死にやるんだけど、恐ろしいことに気が付きます。


ふうか:なんでしょう?


GM:水無月さんの背中の中。そこから巨人(スルト)が生えていたわけだけど、覗き込むと、中が空っぽなんですけど。


ふうか:形だけってこと?


GM:うん。内臓もなければ何もない。完全に空っぽの状態。


ふうか:えーーー!? どうすればいいの? これ?


GM:残念ながら、「出来ることはない」と思われます。〈応急手当〉に成功しているからわかるけれど、どう考えても今の状態で生きているわけがない。動けるわけがない。今、かろうじて動いていられるのは、さっきまでいた巨人(スルト)から体の中に流し込まれていた液とかがあるからだね。


一同:……。


GM:そして、巨人(スルト)がいなくなった以上、水無月さんは長くはないと思われます。血の涙の原料であった巨人(スルト)の体液もなくなっている様子だとわかりますしね。で、あなたの目の前にはそんな水無月さんの顔があります。……何かすることがあれば。


ふうか:……。


銀造:《†サイオニックヒーリング》は?


GM:うん。《†サイオニックヒーリング》は精神の力で肉体を癒やす能力だけれど、そんな感じで、水無月さんに、例え精神があったところで肉体がない状態だから、治せません。


銀造:……せめて最期に命を長らえさせて、ふうかと話をさせるっていうのは?


GM:それなら出来ます。いいでしょう。〈特性能力〉の判定を。


銀造:……(コロコロ)……39。成功。


ふうか:じゃあ、詩歩ちゃんにねえ……「ふうかだよ? わかる?」って。


GM:そうすると水無月さんの方は、堰を切ったように、あなたの背中の方に顔を寄せてきます。


ふうか:背中?


銀造:ああ、刺した背中。


GM:そして水無月さんは「ごめんね……。痛かったよね……」と。


ふうか:「大丈夫だよ。もうそんなに痛くないよ」って言って。「歌手になるのが夢だったの?」


GM:そうすると大きく「うん」と答えます。


ふうか:「そうなんだ。……でも、なんで私を刺したの?」


GM/水無月:「……あのとき……キャンプファイヤーのときに、あの火を見たときに……思ったんだよ……」


ふうか:「うん……」


GM/水無月:「……あんな火が欲しい、って」


ふうか:「うん……」


GM/水無月:「あんな火が私の中にあれば……」


ふうか:「うん……」


GM/水無月:「私ね、インターネットに歌をアップしたんだけど……。魂(たましい)がないとか、心がないって言われて……」


ふうか:「うん……」


GM/水無月:「だから……あの火を見たときに、『あんな火が私の中にあれば』……って。でもあの火をふうかちゃんが消そうとしたから……火を消しちゃダメだと思って」


ふうか:「そっか……」


GM:「でも……ごめんなさい」と言って、傷に触れようとしてきます。


ふうか:……じゃあ、抱きかかえて「詩歩ちゃんの歌は……みんなの心に響いたよ!」って。


GM:では、がらんどうの客席からゆっくりと拍手が聞こえてきます。


影介:誰が拍手したの?


GM:カサイジョウジだね。


一同:一緒に拍手する!(「ぱんぱんぱん」「ぱちぱちぱち」とそれぞれ拍手)。


GM:では、その拍手を聞きながら、水無月詩歩は動かなくなります。で、幸か不幸か、水無月詩歩の体は巨人(スルト)のように溶け落ちることなく、そのまま冷たい亡骸(なきがら)に変わります。


ふうか:溶けなくてよかった……。


銀造:でも中身、ないんだよ?


ふうか:全部、食べられちゃってたね……。


GM:君たちがそんな感じでステージの上に立っていると、入り口のドアが「バン!」と開くんですが。


影介:「警察だ!」みたいな?


GM:そのとおり。「首都警察だ!」


銀造:これは……逃げた方がいいんじゃないですか? でも死体って残ってるとマズいよね?


GM:どちらかというと、初動捜査が警察主導になるといろいろと面倒なことになるから、できるならガーデンの方で押さえたいよね。事態の収拾を図るためにもね。


銀造:……ということは、押さえられない方がまだマシなの?


GM:ん? まあそうだけど。


銀造:イヤ、ホラ、C4。ここにたくさん仕掛けてあるから。


GM:なるほど。その方法だって悪くないね。


銀造:じゃあ、ステージに仕掛けてあるC4を2つとも爆発させて、その隙に逃げるかー。


クルミ:首都警察に対して「私たちが収拾します」というのはダメなの?


GM:どちらでも構わないよ。


銀造:あ、じゃあ、首都警察の中のアタマの人に向かって《†ブレインウォッシュ》を使うのは? 「お務めご苦労様です。ちょっと不幸な事故がありましたが。ここはガーデンが調べるのでお引き取りを」みたいな。


GM:了解。そうすると、始めの方は怪訝そうな顔をしていましたが、少しすると部下たちに説明を始めて、揉めたりするような雰囲気もありますが、取りあえず引き返していきます。


クルミ:おー。


銀造:……カサイさん。カサイさんはどうしよっか? 《†ブレインウォッシュ》しちゃう?


影介:そう言えば、黄一郎(おにいちゃん)は?


クルミ:ホントだ! お兄ちゃんはどうなったの?


ふうか:かしゃこー、かしゃこー、かしゃこー!(写真を撮る仕草)


GM:確かに。大量に撮っていた写真こそ何とかしないと大変ですよね。


銀造:もーしょーがねーなー。こうなったら2人とも《†ブレインウォッシュ》しちゃえー!


GM:うわ、悪魔だ。


クルミ:まー、しょーがないよねー。


銀造:黄一郎(おにいさん)の方は、「さあ、そのカメラの中のデータを頂けますか? そして見たことは忘れてください」と。


GM:影介、キミは自分のお兄ちゃんが洗脳されるところを黙って見ていていいの!?


影介:でもさー。この場合はさー……。


銀造:そう。能力(チカラ)が地味だから、普通に話しているようにしか見えないけど?


ふうか:そもそも影介(このひと)がガーデンだってこと、知らないよね?


GM:もちろん知らない。


銀造:で、カサイさんの方には「KJKは伝説になりました。ステージ上で、最後に不幸な出来事があり、彼女は命を落としましたが、彼女の魂(うた)は、これからもずっと残ることは間違いありません」と。


ふうか:それは間違いないよね?


GM:うん。


銀造:では2人に《†ブレインウォッシュ》を使用。


GM:了解。ではしばらくすると……って、ガーデンに誰も連絡してないけど、いいの!?


クルミ:市瀬(いちのせ)さんに連絡する~。


影介:うん、連絡しよう!


GM:じゃあ、連絡する?


ふうか:私は連絡しないもん。


銀造:いや、お前が連絡したらオカシイだろ? 「あ、市瀬サン、終わりましたー。私がリーダーなんでー、報告しまーす」


ふうか:私、市瀬さん、知らない。


銀造:そら、そーだ。


クルミ:わたしは市瀬さんに連絡します。「こちらの方は終了しました」


GM:そうすると、市瀬さんは「ものすごいコトになってるみたいだな」と答えますが、その後ろではスゴい勢いで電話がじゃんじゃん鳴っています。


クルミ:苦情かー……。


GM/市瀬:「本部の方に連絡して、処理班を向かわせるから。それにしても大変な事件になってしまったねぇ」


クルミ:「はい」


銀造:まー、取りあえず、設置してあるC4(バクダン)を回収しておかないとなー。


クルミ:当たり前だよー(笑)。


GM/市瀬:「ところで、今回、めずらしく2人組(ツーマンセル)ではなく4人組(チーム)でミッションに当たってもらったが、どんな感じだったかな?」


影介:あ、もしかして給料! 減っちゃうの!?


銀造:ここに来て給料の心配とか(笑)。


GM/影介:「給料下がるんだったら相棒(バディ)を解消させてください!」


一同:(笑)。


クルミ:「えっと……うまく補えあえたと思います」


銀造:補う……。果たして影介はクルミを補えたのか? まさかの8連続とはなあ……。


ふうか:確かに(笑)。


影介:8連続じゃないよ! えーと……いーち、にー、さん、しー……あ、8だったぁ……!


GM/市瀬:「で、どうだったかな? もしかすると、ほかの相棒(バディ)と組んで仕事をしてもらうかもしれないが」


クルミ:え? ほかの相棒(バディ)!? 別のヒトと組むってこと?


銀造:あー。使えない相棒(バディ)だったから(笑)。


影介:えー、ヤダ。


GM:いや、そうではなく、「相棒(バディ)以外の人と組んでみてどうだったか」という話。


クルミ:なんだ、このヒトが使えないから、別のヒトと組めってことかと思ったよー(笑)。あービックリした。


銀造/市瀬:「でも相棒(バディ)は解消とかできるからカンタンだよー」


クルミ:がーん。


GM:「ではお疲れ様でした」と言って、シュルシュルと全身タイツを脱ぐような音が聞こえてきます。


クルミ:でも、電話も切らずにシュルシュルと脱ぎ始めるって……どうやってるの? すっごい気になるんだけど?


銀造:おフロに入ろうとしているとか?(笑)


クルミ:おフロに入りながらとか、すっごいイヤなんだけど。


影介:シャワー浴びながらとか?


GM:では「ウチの上司って大丈夫なのかな?」って思いながら電話を切る、と。


銀造:でも、「風見鶏ふうか」について、市瀬さんはどんな認識でいるのかな?


GM:銀造とふうかのことについて、市瀬さんは触れませんでしたね。ただ、「4人組(チーム)」という言い方をしているってことは、「これでやっていける」と思っているんだろうと。そんな感じですかね。


クルミ:そっかー。


GM:では、これで一段落ですね。


銀造:しかし、かなり危なかったな。実際のところ。


クルミ:ねー。あたしなんて、あと1発でも当たったら死んでたよー。


ふうか:私もだよ! [致命傷]負ったんだよ?


銀造:そんなこと言ったら、俺の方が負ってるけどな。


影介:いやー、僕だって結構危なかったよ?


一同:………。


GM:結局、正味3人で倒せる敵を出した俺がいけなかったよ。正直、弱すぎたね。次からは……。


一同:ダメーーーッッッ!!


ふうか:超強かったじゃん! 敵!


クルミ:そうだ、そうだー。


GM:じゃあ、まあ、ちょっと納得いかなかったところもあるけど、個別に簡単なエンディングシーンをやろうと思います。


一同:りょうかーい!

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