第7話 バドミントン・・・
その頃、学校からの帰り道で、アカリとミライが話をしていた。
「アカリはどうするの? やっぱりバドミントン?」
ミライはアカリをバドミントン部へ誘導するような目つきで尋ねた。
「まだ迷ってる。ジャグリングも気になるし……」
「そう、私はアカリと同じクラブに入りたい。そうすればいつも一緒にいれるでしょ」
「そうだね。あたしたちはいつも一緒だもんね」
「マリから聞いたけど、マリとユカは、もうバドミントン部のエースみたいよ」
ミライはアカリの気持ちを確かめようとした。
「そうね……。あの二人は負けず嫌いだからね」
アカリは無難な返事をしたつもりだったが、うらやましそうに話す姿をミライは見逃さなかった。
「そうだね、あの二人はもううまくいってるみたいだし、私たちもそろそろ決めなきゃね」
「うん……」
何気ない会話ではあったが、ミライはアカリの気持ちを確実に察していた。
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