第105話 目線でメッセ
「お前の近くにいるだけで 俺はすごくうれしいよ」
年上の
それは 差し詰め 上から
「先輩の笑顔に触れられて 僕はとても幸せです」
年下の
それは いわゆる 下から
いつも感じる 二つの目線
熱い何かが身体にグサリ
時々受け取る 二つのメッセ
特別な思いが見え隠れ
上からベクトル パワフル系
下からベクトル さわやか系
どちらもそれぞれ魅力的
甲乙なんかつけられない
でもね いつも気になるの
同じ年のキミのこと 水平目線のキミのこと
キミが発するメッセージ
それは いわば 水平
誰にも同じメッセージ
ボクへの特別何もなし
キミの目線は友達目線
それ以上でも以下でもない
一度
二つのメッセをもらったこと
キミは何て言うだろう
ちょっぴり妬いてくれるかな
「よかった よかった どちらが好み?」
ダメダメダメダメそんなのダメ
そんな展開あっちゃダメ
だから 絶対言えないの
特別じゃないフリするの
ボクがひたすら送るのは
友達目線で水平メッセ
RAY
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