詩みたいなもの

第100話 自由の自浄

　自由っていいな

　自然に笑顔になれるから

　自由って気持ち良い

　ふかふかの雲の上にいるみたい

　いつだって自由でいたい

　それは心と身体を元気にしてくれる

　ボクは囚人や奴隷じゃない

　だから　行動や発言に制約はない

　いつだって好きなところへ行ける

　思ったことを口にすることができる

　でも　疑問を抱くこともある

　現実世界（リアル）のボクは自由なのかな？

　いつも他人（ひと）の目を気にしている

　思ったことを呑み込むこんでしまう

　物理的な制約はない

　でも　見えない鎖でつながれている

　ボクの自由は偽物の自由

　体（てい）よく与えられたもの

　自由は自分で作り出すもの

　川の中の微生物が水をキレイにするみたいに

　自由は自分で掴み取るもの

　民衆が腐りきった支配層を排除するみたいに

　だから　ボクは仮想世界（ここ）にいる

　単なる現実逃避かもしれない

　弱い自分を正当化しているだけかもしれない

　ただ　自信をもって言うことができる

　今のボクは自由だと　そして　幸せだと

　これまで紡いできた　たくさんの言の葉たち

　現実世界（リアル）で言えなかったことを形にしたもの

　それらは自由であることの証し

　掛け替えのない宝物

　自由っていいな

　心を形にできるのだから

　自由って気持ち良い

　心が喜んでいるのがわかる

　いつだって自由でいたい

　これからもずっと　言の葉を紡ぎ続けたい

　ＲＡＹ

　Ｐ.Ｓ.

　おかげ様で、このコーナーも百話を迎えることができました。

　と言うことで、タイトルは「自由の自浄（≒十の二乗）」です（笑）