音楽と人


 こんなタイトルの音楽雑誌ありましたね…


 僕にとって音楽とは、8割はバンドであり、またはユニットであり、残りの2割がその他の音楽です。その他というのは、ジャズであったり、フュージョンであったり、クラッシックであったり、この世界に溢れている様々な音楽です。

 要は、かなりの比率でロックという、ザックリした音楽ジャンルから多大な影響を受けてきました。


 若い頃には、音楽というモノが人によって作られている一瞬一瞬の奇跡的なモノだという感覚が分からずにいました。今もしっかり分かっているかというと、胸を張って答えられる程ではありません。

 ただ、ロックとうジャンルで、バンドという少数精鋭の人と人とが奏でる音は、その一瞬にしか味わえない繊細なものなのだということを痛感させられる出来事が、そう長くない人生で何度もありました。


 まず、バンドというそう多くない編成が、長きに渡り仲がいい状態を維持することが難しいという事実を忘れてしまいます。

 今、輝いているお気に入りのバンドが、後、何年かするともう2度と再結成されない伝説になってしまう可能性は、かなりの確率で発生するでしょう。

 伝説にもならず、ヒッソリと終わるバンドも星の数ほどありました。


 お金のために再結成するバンドもありますが、その当時の熱量を感じる音楽が奏でられるかというと、確実にそうだとは言い切れません。

 同じ曲をっているはずなのに、なぜかココロに届かない、そんなバンドやユニットも海の砂ほどありました。


 だから、ここ最近はあまり無いのですが『魂を揺さぶられるような音楽』に出逢ったら、なるべくその音楽をライブで聴きにいく、その努力と手間は惜しんではならないと自分に言い聞かせてます。

 曲は無くならないが、それを奏でる人が同じとは限らない。

 2度とまみえることのできない音楽達もそうです。

 THE BLUE HEARTS、hide with Spread Beaver、Dead end、井上大輔…


 最近、再結成を果たして、日本に出稼ぎに来る Guns'n' Roses のニュースを見て、改めてそう思いました。


 

 




 

 

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