沈黙の事実。雄弁の事実。

当たり前な生活をただおくっているだけさ


誰にも迷惑かけてない 普通に生活してるだけ



それなのに きみは僕に投げるんだ 



心にもない刃の言の葉を




物理的な暴力に 反撃もしなかった


精神的なことに 触れないでいた




事を荒立てたくなかったんだ



もうやめてくれ なんなんだよ 関わんないでよ





僕は何もしていないじゃん





世界は不条理で それでも 誰も



救ってくれない




何度この首に葉を刃を向けたことか


何度この世界を呪い泣いたのか



数えることすら馬鹿らしいくらい


君たちは僕を追いやった



何度君たちを恨めば赦してくれるの


何度君たちを殺すシミュレーションをしても 



世界はそれを許さなかった



あぁ これが僕だ これが世界だ。






でも いつしか それでいいと思った。


この世界から 自らいなくなるのは 負けだとわかった。



自分が死んでなにになる? それすらも君たちは喜びに変えるだろう?




だから僕は、汚名でも なんでもいい



僕という存在を 絶対に消させはしない。



どんなに苦しくても

   どんなに悲しくても


その刃は降ろした 呪いはもうやめた


その記憶に 俺の存在を示すように



どんなに苦しくても

   どんなに悲しくても いいさ



ここに今、僕がいる


此処に今 命がある



それだけで僕は




勝ちなんだ

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