窓辺の月 三日月の猫

流れる日々に惑わされるように


僕の時間は流れていく



地に足がつかないように


ふわふわと過ぎ去っていく



四角い世界から見えた月は あまりにも遠くて


伸ばそうにも僕の世界は 狭すぎたんだ



繰り返す毎日に抗うように


僕は意味を確かめに行く



空に願いが届くように


つらつらと文字を刻んでいく



四角い空間にともにいる【黒と白の毛並みの猫】は


傍らで眠っていて


その寝息が僕の世界を 広げてくれて




一人じゃないって 教えてくれた


来た道は 僕の道で


全ての道は みんなと共にあった




等身大の空間は 無限の宇宙の広さを見せた



そうか これが 【夢】なんだ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る