散華

赤い月が浮かぶ 眩い夜更け


地に堕つ身体と 遥か彼方へ舞う猛き心




どれほどの赤い花を咲かせてきたのか


いつの日か 数えるのは やめたんだ




鈍色に光る 夜を貫く閃光に



乱された 赤い花を貫いた



天を仰ぐことすら許されない


神に祈る事すら縛られた



一体何に頼れば救われるの?


答えを求め また花は散る

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る