散華

赤い月が浮かぶ 眩い夜更け


地に堕つ身体と 遥か彼方へ舞う猛き心




どれほどの赤い花を咲かせてきたのか


いつの日か 数えるのは やめたんだ




鈍色に光る 夜を貫く閃光に



乱された 赤い花を貫いた



天を仰ぐことすら許されない


神に祈る事すら縛られた



一体何に頼れば救われるの?


答えを求め また花は散る

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