前世篇・登場人物紹介と用語解説
前世篇・登場人物紹介と用語解説
※現時点での登場人物と用語。あまり厳密ではないです。
▼前世篇の主要登場人物▼
■ショア・シューティングスター
主人公。八十八番目の勇者。勉強ができない。卑屈。
地方コンプレックスと学力コンプレックスをこじらせている。
なんでも他人事に捉える傾向があり、当事者意識に欠ける。
■ヨーリ・イークアルト
優等生の少女。真面目ないい子。
人付き合いが苦手。くせ毛が気になる。中学時代に何かあったらしい。
メカをいじるのが趣味という設定は本編で活かされるのか。
■ミリアド・アイアンファイブ
主人公の親友で昔なじみ。
長身痩躯の赤髪オールバック。エセヤンキー野郎。
実家の再興のために一流の剣士を目指している。
■ブラック・クリーンライト
主人公の学校の担任の先生。
口髭をたくわえたダンディなオジサマ。よく溜め息をついている。
専門教科は歴史(大陸魔術史)。
■グレイス・シューティングスター
主人公の妹。
天才召喚少女で巫女。わりとはっちゃけてる。
■シングメル・シューティングスター男爵
主人公の父親。地方貴族。
魔物封じを生業とするマッチョおじさん。
■ルスト・ヴァンブ・ラージバード
五十六番目の勇者。伯爵令嬢。
長いブロンドが自慢の生徒会長。本人はまだ登場していない。
■ホダルト総大司教
中央教会のめちゃくちゃえらい人。
目が笑っていない。
■司教
ホダルト総大司教の部下的な人物。名前はまだない。
■イークアルト教授
ヨーリの父親。帝国大学教授で魔導工学を研究している。
中央教会からは反教会思想の持ち主として目を付けられているらしい。
■メモリアルスⅢ世
魔王。魔国の近代化に尽力したワンマン君主。
魔族に自分の魔力を広く配分する特殊能力を持つ。
本人はまだ登場していない。
■〝竜姫〟フツツリ
半人半蛇の魔族の女性。四代目沼地の王。
魔国軍の帝都制圧先遣部隊第一中隊長だったよ。
■タルル・タルルク一等兵
リザードマン。魔国軍の帝都制圧先遣部隊第一中隊所属の兵士。
フツツリの直属の部下。たぶんもう出てこない。
■ナインオーガ帝
神聖帝国の現皇帝。
まだ名前すら出ていないし今後も登場しないかもしれない。
■聖女
どこかに監禁されているらしい。
▽前世篇の用語▽
□八十八英雄
神聖帝国において国土守護のため神託によって選ばれた八十八人の英雄。通称『勇者』と呼ばれる者たち。時代ごとに入れ替えがある。もっぱらメインで活躍しているのは番号上位の勇者たちであって、番号が下の者たちは通常時は帝都待機が主任務となる。
□神聖帝国
中央大陸の大半を支配する巨大国家。多数の小国を内包する。皇帝を国家元首とし、帝国議会と中央教会の連携によって統治される。宗教権力の力が大きい。
□中央教会
創世神を信奉する大陸宗教の総本山。中央大陸全土に広く信者を持つ巨大組織。神託の請願と八十八英雄の認定を行い、帝国の政治に強い影響力を持つ。
□魔国
魔族を中心とした王国。神聖帝国北東辺境領に接する。従来、被差別的扱いにあった魔族が寄り集まってできた弱小国とされてきた。近年になって産業的にも軍事的にも大きな発展を遂げる。魔国の躍進によって各地で魔族が蜂起することになった。
□魔族
ある特定の種族を指す言葉ではなく、魔力を主要な活動エネルギーとする人間以外の種族の総称。彼らは思想的・民族的まとまりを持たないために人間側からは長く政治的・軍事的脅威にはなり得ないと見なされてきたのだが……。
□聖剣
八十八英雄ひとりひとりが持つ武器。勇者たちはそれぞれ剣を媒介に特殊能力を発揮することができる。
□ホーリーハック魔導魔術学院
神聖帝国の帝都において主に勇者候補生と準勇者およびそれら戦力に値する傭兵や魔導士等を育成するための教育機関。学生は帝都出身者が大半を占める。二学期制で九月に入学式、七月に終業式が行われる。
□準英雄
聖剣に選ばれた勇者ではないものの能力的に勇者と呼んで差し支えないレベルの傭兵に与えられる称号。試験に合格することで国家の認定を受けることができる。
□呪術医薬品
この世界において用いられる化学医薬品の総称。近年の物資不足により供給が足りておらず、全体的な品質が下がっている。
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