第4話怖いアイツ

「ゾイ…こいつ…リコ…部屋は…どうするつもり…なんだ…?」

突然ジアが聞いてきた。確かにそれを考えて居なかったな…。どうしようか…俺はゼオと同じ部屋だし…今から俺が移動するにしろ今日中ってわけには…うーん…かといって、いきなりリコを一人にするのには抵抗が…うーん…空いてるのはジアの部屋か…致し方ない。

「ジア。リコと一緒で良いか?」

「俺は…別に…構わないけど…リコ…ゾイ…良いのか…?」

良くはねぇよ。仕方ねぇだろうが。一人にして何かあったら…いや…二人にして何かあっても本気で切れるけどな。

「?…私は良いよー?」

!?それは無防備且つフレンドリー過ぎるにも程があるだろ!?てかジアが怖くねぇのかリコ!?

ん?あのーリコさん。足ガックガクですけど…相当無理してませんかー?

ジアも馬鹿だな。顔もそうだが立ち振舞いもしゃべり方ももう少し優しく出来ねぇのかよ…

ゾイ「まぁ良い…ジア。リコを案内してくれ。」

それで少しは誤解とけよ?ジア。俺はお前が良い奴なの知ってるからさ。リコにもそれはわかって貰いたいんだ。

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