第4話 贅沢は敵か?

 


 いつか必要になるかもしれない。

 そういう考え方こそ、いまの時代には必要じゃないかと思うがね、俺は。


 ほら、ものを食わないと胃が小さくなるって言うだろう?

 それと同じで、胸のポケットみたいなもんを普段からふくらましておかないと、いざというときにものが入らなくなる。

 つまり、知恵だの、知識だの、そういうもんがさ。


 好奇心!

 興味!

 これ、好きかもって気持ち!


 だから、どんどん手を出して、胸のポケットに入れときな。


 いつかのために。


 自分のために。



 さあ、俺がなにを食う捕食者イーターかわかったかな?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る