六【トカゲ怪人さん、仲間作っても進捗駄目です】

 トカゲ怪人、ブルグライダー、パソコン怪人が参加予定の即売会。その開催前日、アレグライダー達はトカゲ怪人に呼ばれいつもの採掘場へとやって来た。採掘場で待っていたのは、世界征服を目論む秘密結社ヤバノーキの最新科学が生み出したトカゲ怪人であった。だが顔のやつれ方と表情の無さが半端ない。それはもう、半端ない。

 

「どーも、アレグライダーさん。風邪は治った物の、火事の疲労やら金欠やらでまだだるいトカゲ怪人です」

「知ってる」

「俺様は今、控えめに言ってほぼ死んでます。原稿はまだ出来てないし、印刷所の締め切りは過ぎ、同人誌を当日までに作る事は普通の手段ではできなくなりました」

「知ってる」

「いっそ漫画のアシスタントさらったり印刷所と運送業者制圧しちゃう、という方法も考えました。でもこれらは絶対お前達に邪魔されます。ここ最近の戦歴を見るかぎり、絶対勝てないでしょう」

「知ってる」


 トカゲは延々と、レドもだいたい知ってる経緯を語り続ける。無為な愚痴が延々と続く……かと思われたが、突然トカゲは生気の宿った表情を取り戻し、レド達へ叫ぶ。


「――そこで俺様、思いつきましたっ! 秘密結社の印刷機と運送技術を活用して、アレグライダー達をアシスタントに雇えばいいと! 自給自足なら他人への迷惑は最小限だし、アレグライダー達を雇えば邪魔される心配もない!」

「俺達の迷惑が最大限なのだが」

「と、いう訳でお願いです、秘密結社へ手伝いに来てください! 完成後すぐ入稿できるように、結社の資料室で漫画を描くんでっ!」


 そして生気の宿った土下座をレド達に向けて放った。もしやこいつ毎日土下座してるのでは? とレドが思うぐらいプロフェッショナルな土下座である。


「ヒーローを秘密結社に誘うとか危機管理に欠けてやがるな。そんなところに行くわけないだろ馬鹿」

 レドは当然、きっぱりと断る。そろそろ、レドもトカゲの扱い方にも慣れてきた様子である。


「頼む! なんなら夕飯おごってやるからっ!」

「……仕方ない。さっさと行くかー」

「レド。貧乏だからって報酬聞いた途端ツッコミ放棄しないで」


 が、レドは食事につられて行く決意を示した。逆にトカゲもレドの扱い方を覚えたようだ。


=====


「ここが俺様が働く秘密結社・ヤバノーキのオフィスだ。表向きには株式会社YBMって名前にしてるけどな」

 トカゲに連れられアレグライダーがやって来たのは、矢場目区の一等地に建てられた超高層オフィスビル。一般人には自動車販売で有名な会社、YBMのオフィスだと思われている建造物。

 しかしその名称は世を忍ぶ仮の姿。ここはヤバノーキが本拠地とするアジトであり、中では世界征服の計画が立てられているのだっ!

 ……ちなみに新卒採用も自動車販売業の名義で普通にやってるので、新入社員は「騙したな、業務が悪の組織とか聞いてねぇぞ。ヤバノーキさっさと潰れろ」と思ってる事が多い。というかベテランのトカゲ怪人やパソコン怪人も同様の手口で入社したから、その件に関してはずっと恨んでいる。


「こっちも高級感あるビルですねー!」

「こ、この会社ヤバノーキだったの? 俺も就活しようと思ってたのに……」

「ほら、これがゲスト用のカード。無くすとアレグライダー側のスパイだって思われるから気をつけろよ。じゃ、行くぞー」

「これ付けるとスパイじゃなくなるとか、本格的にセキュリティ意識ひどいな」


 アレグライダーの全員は、トカゲからIDカードのような物を渡されてビルの中へと連れられる。ビルには入り口のロビーから怪人が大勢いたのだが、トカゲの言う通りアレグライダー達を気にする者はいない。大勢の怪人がロビーに堂々といる点もツッコミポイントではあるが、レドはスルーした。この程度のカオスなら、ツッコミ欲求より疲労感が勝ってしまう程度に慣れたらしい。


「それにしても、よく秘密結社の部屋で漫画描く許可が取れましたね」

「『怪人のイメージ改善を行うため使用する書類作成』って名目で許可とったからな。イメージの良い作品描いてるから、嘘ではないだろ」

「なるほど、賢いですね!」

「秘密結社が馬鹿なだけだと思う……」


 レドはサキとトカゲのボケにツッコむ。反応速度はいつも通りだが、面倒さを感じているせいか今日は感嘆符が少なく省エネルギーな傾向だった。



 やがて辿り着いた資料室には、デスクトップPCが数台あった。トカゲは、電源を付けて置いてあったデスクトップPCに原稿データを表示させる。


「ほら、これがペン入れ出来てる分だ。他のPCにデータ送るから、トーン張りやらベタ塗りやらを代わりにやってくれ」

「はーい」

「仕方ないなぁ」

 サキとブルがその原稿データを何枚か見ると、二人は別のパソコンのある机へと歩いていく。


「俺はPC使えないからその手伝いは無理だぞ?」

 機械をあまり触らないレドは、別の作業が無いかを尋ねた。


「じゃあレドグライダーは別の怪人とか幹部が『トカゲ怪人! レドグライダーの夜逃げした両親を人質にするため、群馬に出張しろ!』って言いに来たら、殴ってくれ。このタイミングで別の仕事なんか入れるわけにいかねぇ」

「お前ら、なんで両親の住所知ってんだよ。俺すら知らないのに怖いよ……」


 レドは不快そうな口振りではあったものの、トカゲの言いつけに沿うよう部屋の入り口付近に座り込み見張りを始めた。


「よ~し。それじゃあやるぞ!」

 そしてトカゲは万全の環境で同人誌制作を始めた!


=====


 ――が、環境が万全でも精神がそれに追いつくとは限らない。トカゲは線を描いては消し、描いては消しを繰り返し、誰がどう見ても制作を進められている状態ではなかった。


「トカゲ。パソコン出来ない俺から見ても、やばい状況に見えるぞ」

 唸りながら頭を抱えるトカゲへ、レドが心配そうに近寄った。


「線が納得いかない……。部屋が違うから描く感覚も違うんだよ……」

「そんなワガママ言える時間ねーだろ。妥協も覚えた方が良いんじゃないか」

「うぅ、それしかないよなぁ。今回は間に合う事を優先するか」


 トカゲは辛そうな状態から脱していない物の、レドに指摘された事で吹っ切れたのか制作スピードが少しだけ速まる。


「ちゃんとチェックする余裕作らないと最後の最後でミスが出るよ? 僕も今、自分のCDの歌詞に誤植を見つけたからお詫びを公式サイトとかに載せてる最中だもん」


 別のPCをいじっていたブルは、トカゲにそんなアドバイスをした。ブルのPCにはWEB制作ソフトが開かれており、彼はサイトにお詫びを載せる作業を行っていたようだ。


「おいこらっ、俺様の漫画の手伝いをしろって言っただろ! なんでCDのチェックしてるんだっ!」

「歌詞カードのチェックする余裕がなくなったのは誰のせいだと思ってる?」

「あ、はい、デザインの入稿が遅れた俺様のせいすね。ご自由にお詫び文書いてください……」

「立場弱ぇな」


 トカゲは不真面目な態度を叱りつけようとしたが、ブルの反論によって速攻でしょんぼり怪人になってしまった。レドの中でトカゲ怪人株が上がる日は、まだまだ遠そうだ。



「トカゲさーん。一ページ目の仕上げ、やってみたんでチェックしてくれませんか?」


 それから数十分。作業をしていたサキがトカゲを呼ぶ。どうやら指定された範囲が出来上がったようだ。


「お、そうか。初心者のサキ氏だと、どれくらいの仕上げが出来てるかな。入稿できるレベルだと良いが……」

「はい、このページですよ」

「どれどれ……がっふっ!?」


 トカゲはサキの使っていたPCへと近づき、警戒もせずのぞき込む。しかしのぞき込んだ瞬間、強い衝撃で後ろに吹っ飛ばされる。そのまま壁に叩きつけられたトカゲ怪人は体中傷だらけとなり、わずかに血も吐いた。


「最初の時を思い返すような大ダメージ!? おいトカゲ、何があったんだ!」

「よ、余白に背景がちゃんと書かれてる……。しかも俺様より上手い」

「そのショックで大ダメージって、メンタル相変わらず弱いな!?」


 トカゲはふらふらと、自分の使っていたPCの前へ歩いて戻る。かなりしんどそうな表情であったが、PCの前に戻ると突然笑い始めた。


「は、はは。だがまさかサキ氏が同人作家だったとはな! これで間に合う可能性も出てきたっ!」


 どうやら一瞬絶望したものの、希望も見出したので笑顔になったようだ。


「あ、私同人描いた事無いですよ? トカゲさんの作風を真似して背景を描いただけです」

「……一切皆苦。……一切皆苦。……一切皆苦」


 しかしその希望すら覆いつくす、「素人に画力で負けた」という絶望が現れる。トカゲはへなへなと床に座り込み、ブツブツと呪文のような言葉を呟いた。

 

「こらっ! 素人に画力負けたからって、仏教用語繰り返すなっ!」


 レドは絶望したトカゲへ強く声をかける。トカゲは空ろな目ではあったが、レドの言葉に弱弱しく返答した。


「す、すまん……。だって未経験者に負けるなんて、辛くてさ」

「まぁ、分からなくもないが。でもサキは俺と渡り合える格闘家なのに、漫画まで描けるとか凄いな」


 レドはサキの凄さに素直に驚いている様子だ。彼はアレグライダーとして活動できるサキの身体能力に敬服していたため、他の特技があった事が凄いと思ったのだ。


「え。私、格闘家じゃないですよ。戦いはレドくんの見様見真似で済ませてるだけで、そう言う活動とか練習とかは全くしてませんし」

「がっふっ!?」


 しかし「格闘一筋の自分と渡り合える女性が、実は素人だった」と言う絶望が現れる。レドはそれを聞いた途端強い衝撃で後ろに吹っ飛ばされる。そのまま壁に叩きつけられたレドは体中傷だらけとなり、わずかに血も吐いた。


「珍しくレドグライダーのメンタルが死んだ!? サキ氏は努力家を的確に殺す天才かっ!?」


 レドがダメージを受けたため、急きょトカゲがツッコミを行った。突然役割が回ったツッコミではある物の、トカゲなりの力強さを感じる。


「何かに人生かけた秀才って、天才に会うと簡単に心折れるからね。まぁ僕の戦闘技術は適当に覚えただけだからダメージ無いけど」


 マイペースに作業しているブルも格闘に長けた男であるが、音楽の方が好きなためダメージは入らなかったようだ。


「まったく、レドは格闘バカだから困るね。僕の好きな『蝙蝠ワルツ』でも聞かせれば音楽に目覚めてくれるだろうか……」

「蝙蝠ワルツ? あ、それって私が小学生の頃にネットで公開した作品ですねっ!」

「がっふっ!?」


 しかし「自分の人生を変えた作品が、小学生の作った作品だった」と言う絶望が現れる。ブルはそれを聞いた途端強い衝撃で後ろに吹っ飛ばされる。そのまま壁に叩きつけられたレドは体中傷だらけとなり、わずかに血も吐いた。


「ブルグライダーも的確に殺した!? 実は最強キャラなのかサキ氏っ!?」

「あ、そうこうしている内に二枚目できましたよー。はやくしないと、出来てる分は全部終わりそうですね」

「会話の最中に描いてたの!? 早すぎ……がっふっ!?」

「あ、2ページ目読んだトカゲさんがまた大ダメージ受けた」


 そして慣れぬツッコミをしていたトカゲも、短時間で出来上がった新しいページの完成度を見て再度吹き飛ばされた。こうして部屋にいた男性たちは、瞬く間に全員死にかけの状態と化した。


=====


「トカゲ! アレグライダー! 大変でござる!」


 トカゲとアレグライダー達が資料室に入って一時間経った頃、突如部屋へと誰かが飛び込んできた。それは世界征服を目論む秘密結社ヤバノーキの最新科学が生み出したパソコン怪人であった。最新科学ってどんなんだよ、とか今更言われても困るのでいつも通りスルーしてほしい。


「あ、パソコン怪人さん。どうしたんですか」

「サキ嬢か。……って、他の奴らはどこに?」

「皆あんな感じです」


 サキは、資料室の奥を指さす。そこにはうめき声をあげる何かがうごめいていた。


「駄目だ……もっと上手く描かなきゃ……もっと……もっと……」

「さ、サキに真似できない必殺技作らなきゃ……ひ、必殺……必殺……」

「蝙蝠ワルツを超える作品は作れない僕は……小学生以下……うぐぐ……」


 それは絶望によって、今後の路線が盛大に迷走しているアレグライダー男性陣とトカゲ怪人であった。全員ぼろぼろの瀕死で、もしこの小説が正統派戦隊物であったならすでに死亡しててもおかしくないほどだ。


「何故に全員が爆発しそうな雰囲気なんでござるか。サキ嬢、なにかしたんでござるか」

「いえ、日常会話だけですよ?」

「と、とにかく逃げるでござる! 大幹部様がここに来て……」


 パソコン怪人は普段見せぬような慌てた表情で、サキたちを逃がそうと促した。


 

「我が来て、何か問題でも?」



 だがその時、パソコン怪人の背後から声が聞こえた。その低く暗く寒々しい声は、部屋にいた全員の背筋を凍らせるほどの迫力だ。

 

「っ! タイムキーパー様……」


 パソコン怪人は青ざめた顔で振り返り、そこにいた怪人の名を呼ぶ。彼は世界征服を目論む秘密結社、ヤバノーキの怪人達を管理する大幹部怪人、タイムキーパーであった。体の至る所に時計が埋め込まれており、特に頭部にある時計は一番目を引く。


「! あの怪人、いつの間にこの部屋に……?」

「威圧感もトカゲ怪人よりも遥かにすごい……!」


 アレグライダー達とは初めて対面した怪人であったが、彼らでも一目見ただけでその強さは感じ取れた。


「フン、明日の破壊活動の召集に来たらこんな収穫があるとは。よもやアレグライダーをかばっているとは思わなかったぞ、トカゲ怪人、パソコン怪人。この裏切者め」

「そ、そのようなつもりは御座いません!」


 タイムキーパーは怪人の二人を失望した口調で貶す。パソコン怪人は必死で誤解を解こうとするが、タイムキーパーの深い殺意を消すには至らない。


「言い訳は無駄だ。さぁ、我が能力で死を迎えるがよい!」


 タイムキーパーはそう言うと同時に、頭部に埋められた時計の針を手動で進行させる。するとその時計と連動するように、タイムキーパーの体中に埋め込まれた時計が一斉に高速で進み始めた。



 タイムキーパーの手によりギュルギュルと針が進む時計達。だが彼は数秒ほどでその動作をやめると、時計は普通の速度へと戻る。いったい何があったのか、とその場にいた者達が疑問に思ったが……。


「あ、あれ? 外が真っ暗になってます!」

「!? ほ、本当だ。いったい何が起きた?」


 サキが資料室の窓を見て叫ぶ。他の者達も窓の方に目を向け、外の様子に驚愕した。お昼すぎに部屋へ入り、まだ一時間ほどしか経っていないため先ほどまで窓の外は明るかった。しかし今や外は月が空に輝く、深い闇夜になっていたのだ。


「トカゲ怪人達にも我の能力を教えてなかったな。我の能力は時間の操作。貴様らの時間を12時間ほど消させてもらったのだ」

「……!?」


 タイムキーパーは頭部の時計を指さし、笑う。どうやら彼が自分の体についた時計をいじる事により、時間を操る能力を持っているようだ。そしてその能力を使い、アレグライダーとトカゲ怪人たちの時間を「省略した」のだ。


「さぁ、これより貴様の時間を80年ほど省略してやろう。貴様らが一瞬だと思った瞬間、80年の時が流れるのだ。まぁ、肉体が既に朽ちていて気付くこともできないかもな。フフフフ……」


 タイムキーパーは頭部の時計に手を置き、再び時間を進めようとした。再びあの時計が動かされてしまえば、アレグライダー達に勝ち目はないだろう。




「おりゃあああああああっ!!!」

「げばっ!?」


 だが能力が使われる寸前に、タイムキーパーの頭部にトカゲ怪人の鉄拳がめり込む。

 味方だったトカゲ怪人から前触れなく放たれた、殺意のこもったパンチ。大幹部のタイムキーパーと言えど、それを予期する事は出来ず無防備に吹き飛ばされてしまう。


「貴様、一体なにを……えぎゃぁっ!」

 タイムキーパーはトカゲ怪人を怒鳴ろうとするが、その寸前に今度はパソコン怪人からのキックが繰り出された。更にブルも続けて必殺技を放ち、ついでにサキがレーザー銃を連射し、再びトカゲ怪人が殴り……。即売会参加予定勢の四人は、タイムキーパーを戦隊ヒーロー物小説にはあるまじきレベルでボコボコにし始めた。



「締切をっ! 締切を省略しやがってっ! てめぇは万死以外やれるもんはねぇっ!」

「拙者は帰った後、即売会の準備をするつもりだったでござるっ! 12時間も時間移動したら、睡眠時間を削るしかないでござろう!?」

「体力勝負の即売会前に徹夜する恐ろしさを知りませんね、貴方!? そういう必殺技はTPOをわきまえてくださいっ!」

「私も客として、始発で出かけたいのにー! 人でなしー! 睡眠時間殺しーっ!」


 四人は怒っていた。まだまだ原稿が出来ていないトカゲ怪人は当然のごとくだが、他の参加勢もガチ切れであった。体力勝負の即売会は、前日の就寝は大事な事だ。だから彼らも今日は早めに帰って明日に備える予定であった。しかしタイムキーパーの不用意な行動によって、一気に時間は深夜になってしまった。これでは即売会の荷物を取りに家に帰る時間を加算すると、明日の即売会のために睡眠時間を削る必要が出るのだっ!


 体力が必要な即売会前日に、不用意にも睡眠時間を削ったタイムキーパー。彼は怒りの標的になるのは必然的な流れであった。



「ご、ごめんなさ……ぐげぇ……」

 タイムキーパーは予想以上に激しいリンチに耐え切れず、最終的には泣きながら謝罪の言葉を言いだしてしまう。悲惨すぎて少年漫画誌の編集者とかに見せたら「暴力的で漫画化しづらそうだな」と言われる気もするが、その時は「コメディだからデフォルメすれば大丈夫ですよ」と誤魔化そうと思う。


「……同人関係者って怒ると怖えーな」


 そんなコメディ的乱闘の続く部屋の中で、レドだけがその様子をたたずんで見つめ続けた。そして同人関係者の恐ろしさを改めて思い知った。

 

 

 突然無駄に消費された時間! 締切前日深夜なのにほとんど完成していないと言う絶望的状況! 果たして次回の最終回までに作品は仕上がるか!? 燃え尽きろ、トカゲ怪人! 棚に上げてるがお前も怒ると怖いぞ、レドグライダーっ!

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