平安の清少納言、平成の山口イツカ

平安の世、1人の女房が優れた観察眼を武器に、日々の「をかし」を文に綴った。その名は、清少納言。言わずと知れた、平安時代を彩る女流歌人である。

時は流れて平成の現代、大好きな銭湯を舞台に、独自の「をかし」をネット上に綴った女性が現れた。その名は、山口イツカ。彼女の「をかし」は、時におかしく、時に切ない。
そしてその「をかし」は、読み手の指を止めることなく、イツカワールドへ誘うことであろう。