山口イツカの銭湯日記

山口イツカ

銭湯日記を書く理由

はじめまして。山口イツカと申します。

42歳独身、おひつじ座の女です。血液型はA型ですが、以前の上司からは「A型というのは到底信用できない」と言われる机の汚さです。全国のA型の皆さん、ごめんなさい。


崖っぷち過ぎる年齢で、周りの諸先輩方からはもはやハラスメントを通り越した「結婚しないなら貯金しろ」という泣けるアドバイスをいただいたり、実家に帰るたびに空気の読めない母親に「あんた結婚しないの?」と真正面から訊かれた直後に空気を読む父親が真っ青な顔をして母の肩に手をかけ、首を高速で横に振りながら母を止めるという、コントみたいな光景を見たりするお年頃ですが、どっこい楽しく毎日を生きております。


それはなぜかというと、折にふれ銭湯に通っているからです。


毎日行くわけじゃありません。自分の住む部屋にもちんまりとしたバスルームはあります。でも、時間のある夜に銭湯に行くと、とてつもなくしあわせな気分になれるのです。わたしは声を大にして言いたい。全国の妙齢独身女性の諸君!銭湯はあなたを救う!


もちろん独身女性に限った話ではありません。男性にも、既婚の皆様にも、お子さんのいる方にも、なべて銭湯はオススメです。


SNSでつれづれなるままに銭湯に行った時のことを日記として書いていたら、ありがたいことに友人知人に好評をいただいているので、これをもっと多くの人に読んでいただきたいと思い、手直ししながら「カクヨム」様に書いていくことを決めました。時系列はばらばらです。どれから読んでいただいても問題ないはずです。


いかにして私が銭湯にはまったか?

銭湯のどういうところが魅力なのか?

もしかして銭湯組合みたいなとこからお金を貰っているんじゃないか?


リアルな知己にはこんな質問をいただきます。


これを読んだら、その疑問が解消すると思います。そして願わくば、あなたが銭湯に行ってみようかな…と思うきっかけになれば、こんなに嬉しいことはありません。


「銭湯に行ってみる」それだけで、もちろん人生が劇的に変わるなんてことは申しません。結婚相手も見つからないし(日本の銭湯は男女別ですからね!)、お給料が上がるわけでもなし、職場の人間関係が明日から急に良くなるものでもない。


でも、今より少しだけ、すこやかでしあわせな毎日になる、それが前向きなきっかけとなって、良い循環が始まり、歯車が回り始める、ということは、私自身が経験しました。


あなたの毎日が、ちょっとしあわせになる、かもしれません。

銭湯はいつも、あなたをお待ちしています。

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