「空虚な汗」

煩先生

 

君を殴れば

胸に騒めく

僕の生血は

鬼が睡れる


地獄の扉を

強く叩いた

その追想に

拳が燃えた


茹だる夏は

痣を眺めて

厭悪の裏で

愉悦に沈む


心は傷んで

凶気に咽び

自壊の影を

業と彷徨う

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「空虚な汗」 煩先生 @wazurai

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