第916話「上位者の隠者」

「妹の命がかかっているのだから、私のできる範囲で全力でサポートはさせてもらう。もちろん、君たちの旅にも全面的に協力する。残念なのは国としてのサポートまでは確約できないのだが、そこはりかいしてほしい」


「端から期待なんてものはしていない。そんなことよりもユノンにかかっている呪いはどうすれば解ける?」


 俺たちの誰しもが呪いの存在に気が付かなかった。

 それは、ユノンをみて判断ができなかったわけではない。

 何者かに、巧妙に隠蔽されていたということだ。


 断定することができる材料は、いくつもあった。

 俺たちを分散するように刺客が襲ってくることも、偶然ではなかった。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る