第595話「自然は迷宮」
モンスターの反応が疎らだが確かにある。
臆病なのか警戒心が強い為か俺達に対して無反応で、距離が多少近づいたところで引きもしなければ、襲い掛かってくることもない。
みんながみんなこんな感じであれば争いなんてものは起こらないと思いつつ、足早に北西を目指す。
生い茂る草木も背丈はばらばらで時には身の丈を遥かに超える高さのエリアをかき分けていく。
とりわけ草木の迷宮といった具合だ。
目印になりそうなところはない。
誰がこんなところに好き好んでくるのかと疑問に思うほど歩行に向いていない。
モンスターに襲われれば対処も困難であると容易に想像できるが、ここにきて目視できていない。
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