第549話「忍び寄る影」
俺達は囲まれていることにすぐに気が付いたというのにも関わらず。誰一人慌ててはいなかった。
単純な力量では負けることなど無いとわかっていることはもちろんのこと、ここで焦っても得なことなど無いのを理解しているからだ。
それに囲まれてこそいるが、わんさか湧いてくる様子もない。
最も怖いのが終わりのない戦いに発展する事である。
どれだけ優れた力を有していたとしても数の暴力の前には無力なのだ。
しかしながら。ここで待ってくれないのは良く分かっている。
即ち、漁夫の利を狙うものがいるのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます