第451話「カリスマ性は時に儚し」

スペラ達も何か考えがあるのはわかっているけれど、それが必ずしもアマトの役に立つのだろか。

 それどころか、この集団の連携が崩れるのではないかとおもってしまう。

 誰が見てもスペラのアマトへの忠誠心は異常なので、黙って放っておくこともできない。

 

 幸いにも私の事も精霊だと言って敬いの態度は崩していないのだから、最悪いう事を聞いてくれると信じたい。

 ディアナとスペラの間にも私達とは違った関係が構築されているのも、暴走を止めるためには有効である。

 問題はルナとの関係性が見えない点かな。


 ルナは私達みんなとわけ隔てなく接しているようで誰とも心を開いているとは思っていない。

 アマトの関係性を保つ為だけに演じているのではないかと思う。

 彼に何かあればこの集団は確実に崩壊する。


 私が何とかしないといけないなんて思いもしなかった。

 

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