第395話「もにゃもにゃ」

「このまま二度寝としゃれこみたいところだけど、起きるとするかな。一応リーダーなんだし……な」


「寝かせてって言われても、二度寝なんてさせてあげないかな」


「ようし、まあー、あれだ。今日も一日よろしく頼むぜ!!」


「末永く宜しくお願いします……。なーんてね」


「なんか、変わった? 雰囲気というか、性格とか?」


「変わったのは私じゃなくてアマトの方だと思うんだけど。というよりも元に戻ったって感じかな。寝てる間に何かあったんでしょ、夢の内容だと思うけど教えてくれるかな」


 俺は何か変わったのか、敢えて口に出して言ってくるのだから何かあるのだろう。

 しかしながら、夢の内容など覚えていない。

 夢というものはどうにも危うい。

 それでいて最重要な鍵を担うというのであればたちが悪すぎる。


「うぉぉお。思い出せん。なんだか、もにゃもにゃするなぁ!1」


「何それ!? 可愛いね」

 

「はぁ。笑えないっての」



 

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