第361話「不幸中の幸い」
スペラを中心に焼け焦げた樹木は消し炭になり、燃広がるようなこともなかった。
雨の痕という事もあり辺りが湿っていた事と、酸素を一瞬で消費つくしてしまった事が要因一つとなっている。
自然界では昔から山火事は少なくなかった。
この森がどうなろうとスペラにとってはどうでもいい話なのだが、アマト達を危険に晒すのは本意ではなかったのでこの結果は幸いだったと言える。
しかしながら、アマトと出会った事でステータスが大きく跳ね上がったとはいえスキルの本質は変わってなどいなかった為、今もなお動くことができないでいる。
持続時間も若干伸びているものの微々たるものであり、そして最たるものだった。
スキルを会得してアマトに出会うまでに劇的に能力の変化などなかったのだから。
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