第348話「時の緒」
俺は切り札となりえる力の片鱗を見た。
どれだけ才能を磨こうと、知識を得ようと手に入れることができない力こそ奇跡というもの。
定義などはなくとも人である以上絶対不可能だと言えば想像に難くない。
数多の奇跡の内の時間に干渉する力を手に入れることに成功した。
これは莫大なコスト故に今のPPでは手が出せなかった。
しかし、僅か数日で神の領域へと踏み入れているのだ。
その先は遥か彼方だとして、僅かに一歩踏み入れただけと捨て置くことなど出来はしない。
本来その領域には触れることは愚か知ることすらできないのだから。
『時術 取得』
頭に響いた機械音も今では福音にすら聞こえる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます