第320話「壊された絶対断絶」
さきの事まで読んでいたと勘繰ってしまう。
「バニティー、何をした? 少なくとも現状を把握してるのはお前だけだ。説明してもらう」
「おらはなんもしてないだが。結界さ、発動したってことは魔物さ来たってことだ。この家さ外界と違った狭間さあるが。んだが、発動してから破られるまでが短すぎたが体さ感じてしまったんだな。でねーと普通は気づきもせんが」
「それじゃ、これは意図して起こったわけじゃないんだな……。それだとスペラの虚像が触れて歪みが直ったこととの関係が説明できないんじゃないか? いくらなんでも都合が良すぎるだろ」
「アマトさん。スペラちゃんは無意識に魔力を体外に放出して分身体を作って、結果としてその分身体の魔力を結界に分け与えた事で壊れかけた結界の補填に回したの。それでも結界を修復するところまではいかなかったから、分身体は消えて結界も緩やかに壊れてしまったのよ。このタイミングで新しい力に目覚めたみたいね」
偶然にもスペラが新しい力を手に入れたというのだろうか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます