雀の誕生日がやってきた、後編

翌朝、

陸「チーズケーキ、美味しいか?」

雀「うん、美味しい」

虎子「さすが父さん」

亀乃「今回はどれくらい日本にいるの?」

陸「さあな…母さんしだいだな」

海「今夜行く」

虎子「今夜か」

海「モスクワが呼んでる…」

海は画家で世界を旅している

海が帰らない以上、陸は帰れない訳だ


陸「また次の龍奈の誕生日には帰ってくる」

龍奈「その時は紫色の液体ダークマター作らないでくださいね母さん」

海「むー…」


神守家の4姉妹の誕生日は

雀7/16

龍奈8/10

虎子11/23

亀乃12/24

である為来月には再び現れるのである

陸「龍奈の誕生日は俺が夕飯を作る」

虎子「お、ハイスペック父さん今年は何を?」

陸「そうだな…豚キムチ焼きそばか、和風餡掛けコロッケだな」

亀乃「キムチはあまり辛いとスズちゃん食べられないわ」

陸「問題ない、マヨネーズを足せばマイルドに出来る」

龍奈「楽しみです」

陸「今夜発つ以上、昼食は任せろ」

虎子「ハイスペック父さん何を作ってくれるのかな…でも残念だけど私は仕事なんだ」

陸「龍奈、冷蔵庫を使う」

龍奈「了解…ご飯炊けてます」

陸「30分待て」


30分後

陸「完成した、持っていけ」

虎子「ありがとう父さん大好き♪」

虎子「じゃあ行ってくる」

龍奈「さすがハイスペック父さん」

陸「弁当を作っていて思い出した…昔、家族で行った海岸はまだ健在か?」

亀乃「海岸がそう簡単に消えたりしないわよ」

陸「日本はな」

龍奈「え?」

陸「いやなんでもない」


空港

陸「行ってくる」

海「留守中よろしくね」

亀乃「任せて妹達も家もね」

龍奈「料理は任せてください」

虎子「服や装飾品は任せて」

雀「えっと私は…」

陸「雀には皆を安心させてくれ」

雀「うんっ任せて」

海「さすがハイスペック娘」

陸「流行っているのか、ハイスペック…」

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