龍奈と雀と伊吹と雨宿り
龍奈「止みませんね…雨」
伊吹「びちょびちょだったよ~」←お風呂&龍奈の古着借りた
龍奈「傘が無意味でしたし」
龍奈「とりあえず…電話して迎えを呼びますね」
伊吹「うん」
龍奈「吹雪ちゃんは一緒じゃないんですね」
伊吹「うん、吹雪は風邪」
龍奈「このどしゃ降りじゃ買い物も行けませんし…どうしますか」
伊吹「父ちゃんに持ってきて貰う?」
龍奈「そうです……あれ?電話繋がらない…」
伊吹「あちゃ~父ちゃんたちきっと病院だよ、吹雪連れてくって言ってたし…まだ、終わってないんだ」
龍奈「まいりましたね…ちなみに
伊吹「私と吹雪以外持ってない、しかも吹雪はたぶん病院だから切ってる」
龍奈「あーあ」
雀「ただいま…」
伊吹「スズだー」
雀「うぅ…びちょびちょだよ」
龍奈「お風呂沸いてますから入ってください」
雀「はーい」
雀「今、どういう状況?」
伊吹「私が公園で遊んでて」
龍奈「私が声をかけて話していたら」
伊吹&龍奈「どしゃ降り」
龍奈「という状況だったので家に招き、風呂と服を」
伊吹「で私の父ちゃんたちは吹雪と病院」
龍奈「この雨で買い物も行けません…という状況です」
雀「冷蔵庫の中身は?」
龍奈「この前の挽き肉の残りと鮭フレークと調味料など」
雀「晩御飯5人分ある?」
龍奈「ありません」
伊吹「5人?」
龍奈「私とスズと虎姉さんと亀姉さんと伊吹ちゃん」
伊吹「え?一緒にいいの」
龍奈「勿論です」
雀「ニュースで台風並の大雨だって」
龍奈「虎姉さん達帰ってこれますかね?」
伊吹「っていうか私帰れない…」
雀「だね…」ピロリン
雀「あ、虎お姉ちゃんから」
龍奈「なんですか?」
雀「事務所の仮眠室に泊まるって」
龍奈「そうですよね…」ピロリン
龍奈「亀姉さんも友達の部屋に泊まるそうです…3人なら足りるかな」
雀「おっ♪なにか作る?」
龍奈「作ります、スズご飯炊いてください」
雀「どれくらい?」
龍奈「4合」
雀「あー…了解」
台所
龍奈「鍋に油を熱し、しょうが、ひき肉を入れてほぐしながら中火で炒めます、ひき肉に火が通ったら泡立て器で上からつぶすようにしてかたまりをほぐし、ポロポロになったら、水、みりん、醤油、砂糖を加えて弱火で汁が少し残るくらいまで煮詰めます」
龍奈「はい、肉そぼろ完成です」
龍奈「次は…ツナ缶をあけてキッチンペーパーで油を取る、スイートコーンの缶をあけてツナと混ぜる…ほどよく混ざったらマヨネーズを少々」
龍奈「今出来るのは以上ですので…肉そぼろはラップしてレンジの中に、ツナコーンマヨはラップして冷蔵庫にしまいます」
伊吹「何作るの?」
龍奈「おにぎりです」
伊吹「龍ちゃんすごっ」
雀「へへん、ウチのお姉ちゃんたちってみんなハイスペックだからね」
龍奈「何故スズが自慢気なんですか」
龍奈「それに我が家で一番ハイスペックなのは…」
ピー
龍奈「あ、ご飯炊けましたね」
夕飯
伊吹「肉そぼろおにぎり美味しい」
龍奈「コーンツナマヨもいけますよ」
雀「いや、コーンツナマヨは龍奈お姉ちゃんしか食べないじゃん」
龍奈「美味しいのに…」
雀「おやすみなさい」
伊吹「私…ほんとにスズと寝るの?」
龍奈「吹雪ちゃんにメールしたんですよね?」
伊吹「うん、父ちゃんたちは泊まってけって」
龍奈「じゃあ、寝てください」
龍奈「私は明日の朝の下ごしらえして寝ます」
龍奈「おやすみなさい」
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