第2話 鍵とメダルと親友と

「なんなんだよこれーーーーーー!!?」

(翌日、俺は調べているうちに自分に限界があると知り、知り合いや科学者に調べて見ることにした。)

ただし素顔のままでいると世間で拒否られたり

色々不味いことになるので、出掛けるときは

変装していくことにしている。


ピンポーン

「あいよー」

ピンポーン

「ハイハイ」

ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン

「うるせーーーーーーーーーー!!!!」

ガチャ

「なんども押すなよ栄、耳ぐらい聞こえとるわ💢」

「わるいわるい」

(こいつの名前は大奈 剛

小学生からの付き合いで、世間で悪く言われる

俺を庇ってくれた良き理解者で互いに、

栄、大と呼ぶ仲だ。今は科学者をしている。)

「どうよ、そっちの方はうまくいってるのか?」

「まぁぼちぼちだ。そっちこそ相変わらずなんだろ?」

「まあな」

「ところでなんのようだ?ここに来るなんて珍しいじゃないか」

「なにちょっと見てもらいたいものがあるだけだ、科学者のあんただったら、うってつけだと思ったからな」

大は少し考え、鼻で笑い。「なんだよ

そんなことか、少し見せてみろちょっとの時間があればある程度いけるぜ」

「サンキュー、これの事なんだが」

「ほほう、興味深い早速調べたいところなんだがこの頃研究とかで何も食ってないんだよなー」とチラチラこっちを見てくる。

「またかよ、全く前にもこんなことなかったか?」

「はて?なんの事やら」

「はー、全く、前に食わせたやつでも良いか?」

「OKOK いやー助かるなー」


・・・数分後


「いやー、うまかった。どうやら料理の腕は、

落ちてないようだな」

「評論家見たく言うなよ」

「それで例の件」

「わかってるさ、少し時間をくれ、そうだなー

1、2時間あれば余裕でわかるはずだ」

「分かった、少し買い置きし忘れた物もあるし

それのついでに時間潰しで出掛けてくるわ」

「あいよ、後買い置きし忘れた物って?」

「お前の冷蔵庫の中身だよ」

「あー」



=====================

        二時間後

「おーい今戻ったぞー」

「やっと戻ったか、早速で悪いが来てくれ大変なんだ」と焦り気味で研究室に連れ込んだ。

「なにか分かったのか?」

「分かったとか分からないかの問題じゃなくてとにかくもうヤバイんだ」

「ちょっと待って、一旦落ち着けなんだよ一体

科学者ともあろうお前が何でこんなもので取り乱してるんだよ」

「悪い、でもこんなものだからこそ俺は取り乱してるんだよ」

「ん?それってどう言うこと?」

「ともかくこれを見てくれ」

そう言うと、プランクメダルを机に置き、

右手にはハンマーを持っていた。

「え、ちょっと何を?」というが早いか

ガシャーンとメダルが砕け散りその勢いで四方八方に飛んだ「ちょ、なんてことすんだよ」

「よくみろ」・・・ヒュルルル、カシャン

と四方八方に飛んだはずのメダルがひび一つ無くもとに戻っていたのだ。

「え、これってどゆこと?」

「それがわからないから取り乱してたんだよ。」

「それと、この鍵のことなんだが、ちょっと持ってろ」そして、俺に赤のクリスタルキーを

持たせ、その上に水を垂らして見せたみた瞬間、クリスタルキーはより赤に輝き、そして、

「!!!熱っ」と素手が焼けそうな感触が襲った

栄太は、一瞬困惑したあと「これって一体どういう・・・まさか他の鍵も!?」と聞くと、大は、うなずいた。「他にもこういった現象が起きているんだ」そして青と緑の鍵に水を垂らせた。やはりそれぞれの色に一層輝き、赤とは別の、反応を起こした。青は垂らした瞬間その水が

より一層増加し、緑に至っては垂らした瞬間

突風が吹き、その水が植物に触れたら急激に

成長するという始末だ。

「見て分かる通りこれは地球上には無い物だ、

年代、素材、加工方法そして作った目的全てが

謎なんだ」

「つまりはお手上げと言うわけか、まあ少しのことは分かっただけでも良しとしますか」

「悪いな、こんなことしか役に立てなくて」

「何を言ってんだ、お前らしくない。お前のおかげで少し分かったんだ。俺だけだったら多分

分かるまで結構かかってるぞ」

「お前は頭でっかちなんだよ、もう少し頭を冷やせたらどうなんだ?そしたら結構あたまの回転が早いんだがなー」

「ここを働かすのが面倒なんだよ、そのぐらいわかるだろ」

「悪いな、まぁ今夜はもう遅い、今日は泊まってくれ少しこれに興味があるしな」

「それじゃあ、お言葉に甘えるとするかな」

(この明日、大波乱のことが待っているにも関わらず親友と夜遅くまで語り合いしたり、飲み会しあったりと仲良く過ごすのだった)




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