第1話 謎の鍵

 「・・・そろそろ帰るか」

遊び終えて家路につこうとする栄太。

「はー、今日もつまんなかった。」

栄太は最初は高校卒業後、大学を目指そうとしたがその矢先、殺人事件に巻き込まれた挙げ句

一時期、犯人扱いされマスコミに追われたり、

進路にも悪影響になり一時刑務所にも送られると言う始末だ。これにより栄太の目には、絶望しかなかなくなり、心が歪み夢も何もかもすべてを失ってしまった。そして栄太は3つ学んだ。

一つ目は人を信じてはいけないという事。

二つ目はどんなに本当の事を言おうが無駄という事。そして三つ目は、この世のすべてが悪く、自分は世間では悪人という事だ。

やっと釈放されたは良い物の栄太は人から避けられ恐れられる存在となっていた。

バイト先やマンションがあるだけでも奇跡だ。

「フッあの頃殺人事件がなけりゃこんなおもいしなずに良い人生おくれたのに。」


栄太は一瞬思った。(世界が終わるレベルみたいなことがあればいいのに・・・)と、

 「いやいやナイナイもしもあったとしても、真っ先に死ぬし。」


そして栄太はマンションに入ろうとしたとき、

突如となくマンションの屋上からまばゆい光と

半端無い地震が来たような地鳴りが響いた。


「な!?なんだ一体!!?」

と言うが早いか地鳴りは一瞬でおさまった。

何故か住人はおろか、周りにいる通行人ですら

全く気づいてない様子だったのだ。 

そして、上から微量な光が差していたことに気づいた。

「とりあえずいってみるっきゃ無いか」と

困惑と好奇心を抱え屋上に向かった。

「ここかな」そこで見たものは光り輝くクリスタルのような三色の鍵と散りばめられている

たくさんの銀のメダルだった。

「なんだこれ」ととりあえずいってみると

そこにはもうひとつ夜になったせいか見えづらいが巨大なまがまがしい人影があった。

栄太に気づいたからかその口はニヤリと笑ったかのように見えた。そして「そいつらを使え」

とでも言うように、それらを栄太の足元に

放った。

そして、その場から消えたかのように飛び去った。「なんだったんだあれは」

栄太は警戒しながら鍵とメダルをバックにしまいこむと、急いで自宅に駆け込んだ。

鍵は赤、青、緑

の三つでメダルは全部で30枚

「・・・なんなんだこれは」

(俺はこの鍵をクリスタルキー、メダルはプランクメダルと名付けた。)


「完璧になんなのか全くわからん」

その後色々調べて見た物ものの正体の尻尾どころかつかめず、全くわからないまま

そのまま眠りについた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る