第8話 異世界経済におけるモノの値段 ~物価はどうやって設定すべき?~(前編)

「物価……ですか」


 ――そう、物価さ! よりリアリティのある物価が設定できれば、僕の作品も華やぐと思うんだよね!!


「リアリティ」


 ――そう、リアリティ! 大事だろう!?


「……なるほど。話は理解できたのではないかと思います」


 ――そうかい! それじゃあやってくれるんだね!?


「……一つ、お尋ねしたいんですが」


 ――なんだい!?


「アナタ、設定ばかりずーっと書いてますけど、……本文はいつ書き始めるんです?」


 ――ギクッ!?


「そもそもの趣旨が、『設定による炎上を防ぐ』『違和感を与えない作品作りの為の異世界経済』ですので、そこから若干趣旨がずれているのも問題です」


 ――そ、それは今さらじゃあないかね!?


「そうですね。今さらです。確かに3話以降、その趣旨からずれ始めているのではないかなと感じてはいました。……ですから、前話あたりで筆をおこうかなと考えてはいたんです」


 ――そ、そうなのかい!?


「えぇ。物語に過剰な設定は必要ありません。主題が伝わることこそが何よりも重要で、設定はそれを彩る小道具でしかないのです。……これは散々述べていると思いますが」


 ――いやしかしだねキミ。


「アナタのように。設定にこだわり過ぎた挙句それが活かせないと言って、本文が書けなくなってしまっては、それこそ本末転倒ではないですか」


 ――ぐぐっ!?


「……ですが、しかし。ここまで来たのであれば、物価の設定にまで踏み込み、そこで終わりにしてみるのも一興かとも思わなくもありません」


 ――お、おお!? じゃあやってくれるのかい心の友よ!?


「……物価について、書き上げましたら。アナタ、作品書くんですよね?」


 ――も、もももももも勿論書くとも!! ああ、書いてやろうじゃあないか!


「そうですか。なら、書いてみようと思います。……参考にならなかったからと言って、文句言わないでくださいね?」











 上記の会話はフィクションです(太字)


 さて、「炎上を防ぐ貨幣価値設定」ですが、本項を持ちまして一旦締めとさせて頂こうかと思います。

 理由としましては、進むにつれて経済面での設定方法にシフトしすぎてしまっている、というものです。本来の「炎上を防ぐ」というテーマから逸脱を始めているようにも思います。


 ですので、最後に。

 ご意見頂きました「異世界における物価の設定方法」について語らせていただきまして、本作品を終わりたいと思います。

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