第K2話

「トッピングカップルがTopping Kappleってことは略したらTKだね♪」

「は? おめぇはバカか?」

「え、なんで~?」

「TKはテツヤコムロだろ!」

「え、徹子?」

「ちょっとちげぇし!」

「そっか、ちょっとだけ違うか~」

「いいか、Topping KappleにはPが4つも入ってるだろ」

「そうだね、ってことはパイナップルとアップル合わせて4つPが入ってるってことでもあるね!」

「今回それは関係ねぇし!」

「え、PPAPの流行が終わってすぐに廃れると思うからその話はもう切り捨てるのね!」

「べらべらと本当のことを言うな!」

「時事ネタってその時しか笑えなかったりするもんね~」

「話し戻すぞ」

「うん」

「Tは頭文字だから絶対入るけど、KappleのKは4つのPと比べると弱いわけ」

「うん」

「つまり、Topping Kappleを略すとTPな」

「え、TPPPPじゃないの?」

「それじゃ、かなり長げぇだろ」

「じゃあ、TPPは?」

「それは経済の話になるだろ」

「違うもん! とっぽっぽだもん!」

「それこそ時事ネタすぎだろ!」

「沙羅魅はTPPのがかわいいと思うよ~」

「それじゃおめぇ、納豆の話だと思ったら北大西洋条約機構だったってなったらどう思う?」

「え、それは悲しい!」

「じゃあ、トッピングカップルの話だと思ったら環太平洋戦略的経済連携協定だったってなったらどう思う?」

「え~、なんか難し話でてきたよ~。なんで~?」

「そこからかよ!」

「で、寛太伊兵衛用戦略的軽罪連携協定ってなに?」

「それこそ誰の話だよ」

「え、貫太と伊兵衛って言ったら大江戸八百長犯科帳の2人に決まってるじゃん!」

「は? なんだよその鬼平犯科帳もどきみたいな話は」

「オリだよオリ、オリジナル♪」

「は? 誰の?」

「沙羅魅の~!」

「はぁ~? おめぇのオリジナルかよ? 通りで誰もピンとこねぇわけだ」

「え~、大江戸温泉の賭場を舞台に繰り広げられる化かし合いと人情とお銀のお色気戦闘シーンが目玉の大江戸八百長犯科帳を知らないの~?」

「絶対ぇ知らねぇし、それにいったいどこをツッコメばいいんだよ!」

「おかしいな~、付け入る隙はないはずだけどな~」

「てか、大幅に話の主題を変えるな」

「え、きっと貫太と伊兵衛に化かされたんだよ!」

「は? なんでだよ?」

「だって、ふたりはプリキュアならぬ狐と狸だもん!」

「あ、だから化かし合いだったのか。じゃあ、お銀は鼬か?」

「わ、読めない! てかお銀って言ったら由美かおるでしょ?」

「おい、そっちは本物かよ!」

「そして、戦闘シーンのノーパンハイキックモザイクが見所です!」

「いやいや、そこはパンツは穿かせとけよ」

「え、昔の女性はノーパンだったじゃん」

「大江戸温泉って言ってる時点で現代だろ?」

「違うもん~。近未来SFファンタジーだもん~」

「じゃあ、なおさらパンツでもタイツでも穿かせとけよ!」

「え~、見所なくなるじゃん~」

「てか、話し戻すぞ!」

「えっと、人情はお銀さんと新八がお神楽で......」

「おい、これ以上そっちの話を膨らますな! つまり、TPPが環太平洋戦略的経済連携協定ってことな」

「つまり、トッピングカップルの略名がTPPだとそれと被るってことね!」

「そういこと。 だから、Topping KappleはTPな」

「え~、でも、それだと温泉用雑用用猫型ロボットを追いかけるTPと被るんだよな~」

「鼠か?」

「タイムパトロール~」

「そのまんまだな。まぁ、それと被ったぐらいなんでもねぇから、トッピングカップルのことはTPという認識をしてもらえればいいわけだ」

「え~、沙羅魅はTP断固反対だけどな~」

「おいおい、昔のなんとか党の選挙ポスターみたいなこと言ってんじゃねぇよ」

「え、なに党?」

「それを言ったらやばいから伏せるんだろ」

「あ~、これは反対してても結局はTPに賛成するって伏線ね~」

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