第0.6話

「ねこかわいい~」

「かわいいよな、描」

「あ、行っちゃった」

「野良描だな」

「どうして?」

「人に慣れてないだろ、首輸も着けてないし」

「へぇ、公ちゃん天才すぎ! 名推理だね♪」

「これぐらい朝飲前だし」

「沙羅魅、朝ご飯の話したらお腹すいちゃった。なんか食べよ~」

「あぁ、そうだな。ファミレスでも行くか」


「ナンにしようかな~」

「オレはチーズにするか。すんませーん。注文お願いします」

「えっと、あたしはナンとチキンマサラ。辛さは甘口で。あとタンドリーチキンと名犬じゃなくて、ヨーグルトラッシー。え、セットの方が安いの? じゃあそのマハラジャセット。あとシーザーサラダ。え、サラダはセットに入ってるの? じゃあ、いらないです」

「えっと、オレはチーズナンとサグパニール。幸さは幸口で。でタージマハルセットで飲み物は名太じゃなくて、マンゴーラッシーでお願いします」


「いや~、インド人がやってるファミレス初めてだな」

「そうだね。いや、待って、インドネパールって書いてあるからネパール人かも!」

「おい侍てよ、それだったらインドネパール人だろ?」

「そっか、インドネパール人か! 目がデカくてうらやましいね。顔の半分以上目だよ~」

「そうだな。8割以上目だな~」

「まつげも長くてマスカラいらなそう」

「そうだな」


「公ちゃん、来た来た! めちゃくちゃデカいよ!」

「なにが?」

「ナンが!」

「え、なんだって?」

「そう。ナン!」

「は?」

「とにかく見て見て!」

「うわ、なんだあれ! なんか遠近感狂ってるし!」

「そうなの! アンパンマンぐらいデカいんじゃない?」

「いやそこは薄さ的に食パンマンだろ」

「そっか。カレー付けたらカレーパンマンだね♪」

「そうだな。カレーナンマンだな!」

「カレーナンマンw」


トッピングカップル、次回カレーを食べます。

「ねこわめしからけんさむらい」気づいたかな?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る