第2話

「コラーゲンいないね~」

「そうだな。シジミしか採れないな」

「コラーゲンないけどみそ汁食べ放題だね!」

「はぁ、何言ってんだよ。みそ汁はアサリだろ!」

「え、マジ?」

「本気と書いてマジ!」

「沙羅魅知らなかった~」

「これだからお嬢様はダメなんだよ」

「ダメとか言わないでよ。も〜!」

「スマソスマソ。暑くなってきたしそろそろ帰るか」

「またヒッチハイク?」

「しょうがねぇだろ、今バイク乗れねえんだから」

「絶対おかしいよね。自転車は免許いらないのにバイクはいるって」

「だよな。どっちもタイヤ2つだぜ」

「それより公ちゃんが車の免許取ればいいじゃん」

「はぁ、あれ筆記試験がめんどうなんだよ」

「大丈夫だよ。公ちゃん頭いいから~」

「でもオレ理系だからなぁ」

「そっか。理系だからしょうがないか~w。早くバイクの免許取ってね♪」

「おう!まかしときな」



「めずらしいね。ヒッチハイク。エンスト?」

「まぁ、似たようなもんです。東京の方まで乗せてってもらえませんか?」

「あぁいいよ。さあ乗りな」

「ありがとう。あたし沙羅魅。彼は公ちゃんよろしく。」

「サラミとハムちゃんね。私は波路琉。よろしく」


…………


そう。これがサラミとハムタロウとバジルの出会いであった。

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