第40話 やっぱり爆笑日本語


 夫はここオハイオで、また病院関係の仕事だ。


「今日は仕事どうだった?」と聞くと夫、よーく考えて。


「いい、だった!」 ……おしい。

過去形には(だった)を使うルール。(例、素敵だった、きれいだった)


「言い方が違うよ~」

「あ、そか…じゃあ…よい、かった!!」

「どっちも、違う~! よかった」って言うんだよ。

がっくりきている、おとうたん。


よく語尾につける(だ)が抜けたり、反対に多かったりしてる。


例 「だって~好きから~!! 」(抜ける例)

「かわいいだから~~!!」(多い例)


家族で今日は何をするって言う話をしてて、息子とゲームするの?なんて聞いてた時に、夫が


「今日は…やりたい!!」

I wanna do it!って言いたかった夫、Doをやる、と訳しちゃったよ。


 夫は礼儀正しき人なので自分が先に食べる場合に

「食べていいですか?」と聞いてくれる。「どうぞ」というと


「ありがとう、ではお大事に!」

そこはお先に、だ。 惜しくない。


先日もなかなか面白いことを言っていた。


仕事場からの電話は他の人にわからないように日本語が多いのだが、慌てて話すのでかなりおもしろいことになっている。


「仕事終わる、早いよ。でも6時からパーティーある。オフィスの人バイバイしちゃう」


翻訳「今日は仕事は早く終わるけど、職場の人のお別れ会が6時からある」


これはかなりわかりやすい例だ。(これで?)バイバイしちゃうパーティーはお別れ会だ。

全くわからない日もあって、もう途中で笑っちゃってお腹が痛い。夫も釣られて笑ってるし。

「今日、はやいは、おわらない! 問題ある。仕事はおわった。でももっとある。おわったら後にある」


翻訳たぶん 「今日は問題が発生して早く帰れないんだ、仕事そのものは終わったけれど、その後にする仕事がある」


そしてかなりあってる時もあります。

「でも帰る。そしたら家で仕事ある。コンピューター持って帰る(お、調子いい)そしたら、話すのできる、話したい?(ん?話がある?)少し用事ありますけど、帰る」


「わあ、すごいね、上手になったね!ほとんどあってたよ」


いつも間違えるのが(帰った後で)を(帰るの後で)と言うのだ。


「カエルの後でご飯食べるね」なんかカエルが先にご飯食べるみたいだ。


ですが、時々本当はペラペラなんじゃと思うような時もある。


夫が最近つくった高度なジョーク。

夫の所属するアメリカ軍、3文字略語がすごく多い。

例えばPCS 

パーマネントチェンジステーション ステーション{駐在基地}を変わることです。こういうのがたくさんある。

頭文字を取って3文字にするもの。

FBI (Federal Bureau of Investigation : 連邦捜査局)

CIA (Central Intelligence Agency : 米中央情報局)

ネットスラングも

LOL(laughing out loudこれは(笑)に近いです)から

OMG(Oh my Godご存知の、オーマイガ!!めっちゃ驚いた時につかいます)など、他にもたくさんある。


先日ずっと勉強していた夫が 「オ~~~ SGI!」 と言ったので

「SGI??ええ~なにそれ?聞いたことないよ~?なに?」 と聞いたら

「尻が痛い!(S)hiri (G)a (I)tai 」だって。

うまい!!山田君、尻が痛いんだって座布団あげて!!



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る