悲報からの連鎖

「おい作者!今週も更新が止まってんぞ!最近どーなってんだよ」


タケルが詰めてきた。


「・・・・大宮の二郎が閉店するんだ」


作者はプルプルと肩を震わせ唯一埼玉にある二郎閉店の悲報に打ちひしがれている様子だった。


作者はジロリアンと呼べる程では到底ないが、バイト帰りに週に2~3回は大宮の二郎に通っている密かなプチ二郎ファンだった。


更新日にその事を知り、ショックのあまり執筆するモチベが出ず無駄に一晩中あてもなく某掲示板とかまとめサイトとかROMってたらしい。


「スープまで飲み干せる程よい量。野菜感覚で口直しに食べれるパサパサの豚、そして他店にはない国産生姜。通し営業になってから平日ならあまり並ばなくても入れるあの気軽な感じが好きだったのに。。。俺は一体これからどーしたらいいんだ!」


作者は想いの丈をタケルらにぶつける。


「まあ・・・・行きつけの二郎がそういう事なら、気持ちはわかんねぇでもないけどよ」


同じく二郎ファンでもあるタケルが一定の理解を示した。


「・・・・だから、ゴメン。今週はラノベ書ける精神状態じゃなかったんだ。そっとしておいて欲しい」


その脇でメガネが何やら検索していた。




「あなた、ウソをついていますね?」


「・・・・え?!」


突然メガネから言われた言葉(スペル)に作者は動揺する。


「あなたのFacebookの更新履歴から週に2~3回ペースで二郎に通っていた事実は確認できました」


「今回の更新日は7日。しかしあなたがこのニュースを知ったのは11月8日!あなた、その記事を今日(8日)自分のFacebookにアップしてますよね?」


メガネが証拠を畳み掛ける。


「グッ・・・・」


「どういう事か説明してもらいましょうか?」


メガネが作者の目をじっと見つめ、更新を怠った真実を追及する。


「じ・・・・実は、5日に友人の結婚パーティーがあって朝まで飲んでたんです」


「更新は7日。それまでに更新の時間は十分にあったのでは?」


尋問官となったメガネが作者を容赦なく問い詰める。


「分かってたんです。でも・・・・6日は二日酔いでそれどころではなく、7日はそれまで結婚式の手伝いで見れなかったアニメをついまとめて観てしまって」


「それで更新を逃したと?」


「・・・・はい」


「作者さん!それって二郎に失礼なんじゃないですか!二郎の閉店にショックを受けた理由が本当に更新のタイミングだったなら僕にも理解できます」


「でもその理由を傘に日付をずらしてウソつくなんて!」


少佐が作者の倫理を問う。


「俺だって、俺だって書こうとしたさ!(10分くらい)でもいい話が浮かばなかったんだよ!」


「それに知ったのは確かに今日だけど大宮の二郎が無くなる事にショックを受けているのは本当だ」


「話が思い浮かばなかったから・・・・せめて今、自分が一番伝えたい気持ちをこの場を借りて伝えたかっただけなんだ!」


「分かった!もう言うな」


「どんなクソ文章でも動きを止めたら終わりだ。たまにはこんな回があってもいいじゃねーか(ちょっと前もあったけど)」


gdgd者同士、心が通じる所があるのか今日のタケルはなぜか優しい。


「しかし作者、そしてタケルよ。我々はこのラノベを通じて羽ばたかねればならない理由がある」


「それは分かっているな!」


メガネが釘を刺す。


作者:「・・・・はい」


タケル:「ああ、分かってるぜ!」


サウンドデュエラー猛とは一体なんなのか?

そしてこの物語を通じて羽ばたかねばいけない理由とは?

そもそもどこに羽ばたこうとしているのか?


次週以降、その理由がJOJOに明らかにされていく!(予定)



つづく


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