第47話 「ひいき目」 妖怪「ダブルスタンダード」登場



    1


     心の闇にとらわれて 出口の見えない人がいる

     天狗の力の少年が 来たりてこれを焼き払う

     てんぐ探偵只今参上 お前の心の悪を斬る



 夏が終わると、少年はひとつ大人になる。九月一日はそのいわば報告会だ。

 しゃべらなくてもいい。黙っているだけでいい。その目を見れば、この夏なにがあったか想像はつく。


 シンイチも、ミヨも、大吉だいきちも、それぞれ小さな階段だけど、何かの段を上がったのだなと、五年二組の担任内村うちむら先生は、クラスの皆の目の色を見渡して理解する。

「さあ宿題を回収するぞ!」

「先生! 読書感想文ばっか書いてて、他は間に合いませんでした!」

 と、シンイチは一番に手を挙げた。

「はあ? なんでだよ」

「え、それは、ホラ、あの件とかいろいろあってさ……」

「は?」

「ホラ……あの件……」

 シンイチは妖怪を斬る真似を、必死でバレないようにやって見せる。

「それとこれとは別だろ。お前は今、夏休み明けの小学生だぞ」

「えええー」

「特別扱いはない。追加テストが待ってるから明日までに持って来い」

「うひいい!」

 とんび野第四小学校の五年二組は、こうしていつもの日常を再開させた。


 丁度この教室の真下。二階の四年二組が、夏休み明け一番の事件の舞台となった。



 産休のヨシ子先生に代わり、隣町から児玉こだま陽一よういち先生が来て、四年二組の代理担任になった。黒板に名前を書き終え、児玉は挨拶した。生徒一人一人の顔を見て……児玉はその中の一人の女子から、目が離せなくなってしまった。

「?」

 児玉は目をそらして話を続けた。その違和感を感じたのは、見られた当人の西野にしの亜美あみだけだろう。亜美は小柄で色白な、なかなかの器量よしだ。赤いリボンが似合っている。児玉は、わざと彼女から目をそらしたまま授業を始めた。


 給食の時間、児玉も盛りつけや配膳に参加し、クラスに溶け込もうとした。亜美が並んだ。児玉は無意識に、おかずを多目に彼女に盛りつけた。

「ああー! 先生ずるい! 西野だけ大盛りかよ!」

 児玉はハッと我に帰った。

「ごめん、このお玉使いにくくて、ミスった。返して、と言いたいところだけど今日はサービスな!」

「ずりい!」と男子たちは騒ぐ。

「ラッキーが当たったと思ってさ!」と、児玉は誤魔化した。


 だが、それでは止まらなかったのが問題だった。

「じゃあ次の問題を、この列から答えて」

 と、算数の問題を当てていく。前列から順番に答えていくが、亜美だけ「分かりません……」と答えた。

「そうか。分からないならしょうがない」

 と、またも児玉は亜美を特別扱いしたのである。

「なんでだよ! さっきも西野にひいきしたじゃんかよ!」

 と男子がまた声をあげる。

「まあ……分からないのはしょうがないからな。お前分かるか?」

「いえ、わかりません」

「駄目だろ分からなきゃ!」

「なんで西野はOKで俺は駄目なんだよ!」

「うーん。さっきのラッキーのせいだな!」

 勿論、そうではなかった。

 児玉の肩に取り憑いた心の闇、妖怪「ダブルスタンダード」のせいだったのである。


 妖怪「ダブルスタンダード」には二つの顔がある。ひとつは水色で、ひとつはオレンジの、派手な二色ツートンカラーだ。水色の顔にはオレンジの単眼、オレンジには水色の単眼。その二色の目で、色白で華奢な亜美を凝視していた。


    2


 日曜の夕方、シンイチは母の和代かずよに呼び出され、多すぎる荷物を持ってあげることになっていた。とんび野駅の駅前ロータリーの待ち合わせに、人々がごったがえしている。

「あれ? 母さんどこ? ネムカケ見える?」

 と、背の低いシンイチはネムカケを頭の上に乗っけて、代わりに見てもらう。

「人が多すぎて、ちっともじゃ」

「シンイチー! ここ! ここ!」

 和代が声をかけてシンイチに手を振った。シンイチはネムカケを連れて走っていく。

「こんなに人が多いのに、なんでオレが見えたの? オレ、ちっとも母さん探せなかったのに!」

 荷物を持ちながら、シンイチは和代に尋ねた。

「どんなに遠くにいても、どんな群集の中にいても、シンイチは一発で見つけられるわよ?」

「すげえ! なんで?」

「光ってるから」

「光ってる? 金色とかに?」

「色じゃないのよね。他の人と違う光が出てるように感じるの」

「それ何? 超能力? 千里眼?」

「いいえ。母親なら誰でももつ力」

「?」

「愛情、という力よ」

「なんだ、超能力でもなんでもないじゃん!」

「好きな人は、どんなに遠くからでも分かるのよ」

「そうかなあ。……アレ? 真知子まちこ先生!」

 時計台の下に音楽の先生、真知子先生がいた。

 群集の中からでも好きな人を見つける力。図らずも、シンイチはその力を自然に発揮した。

 白いワンピースの似合った真知子先生は怒っていた。その相手は内村先生だ。

「あ。デート中か!」

 真知子先生は遠くからすぐに分かったのに、内村先生にはちっとも気づかなかった。愛情の大小じゃないぞ、内村先生はチビだからだ、とシンイチは心の中で自分に言い訳をした。しかしすぐにシンイチの表情が険しくなる。真知子先生の白いワンピースの肩に、妖怪「心の闇」が居座っていたからだ。水色とオレンジの二つの貌。

「妖怪……ダブルスタンダードだ!」

「ほう。そやつは二重規範ということか?」とネムカケは聞いた。

 人混みの中だと、猫が喋っているのは案外気づかれにくいものだ。ネムカケはそれを知ってから、ざわざわした人混みの中なら安心して喋ることがある。

「なにそれ?」

「シンイチ、二重ダブル規範スタンダードを知らずに言っとるのか」

「だってオレ名前が分かるだけだからさ。二重規範って何?」

「それはな……」

 ネムカケが解説しようとしたその時、真知子先生は怒って内村先生をビンタした。彼を置き去りにし、つかつかと一人で歩き始めた。

「真知子!」

内村先生はうろたえていた。

「追いかけて来ないで!」

 真知子先生は大股で去ってゆく。残された内村先生はとまどった。

「シンイチ。不動金縛りを」とネムカケは指示した。

「この周辺全部? ……やってみるけど、時間が短いと思うよ」

 シンイチは九字を切った。

「不動金縛り! エイ!」

 大股で去る真知子先生、残されてうろたえる内村先生、駅前広場の人々はぴたりと時を止めた。

「よいかシンイチ。真知子先生が『追いかけて来ないで!』と言ったのを見たじゃろ」

「うん」

「ここで問題じゃ。内村先生は追いかけるべきか?」

「え? 追いかけて来ないで、って言ったんだから、追いかけちゃダメじゃん」

「ぶっぶー。これは、『追いかけてきて欲しい』と言っておるのじゃ」

「はあ? なんでさ?」

「何をケンカしたか知れんが、彼女は内村先生が自分を愛しているかどうかを、無意識に試しているのじゃな」

「んん?」

「自分を愛しているなら、怒った自分を追いかけてきて後ろから抱きしめて、『ごめん俺が悪かった、愛してるから許してくれ』としてくれる筈、と期待しておる。無意識にな」

「なんでそれなら『追いかけて来ないで』って言うの? 矛盾してるよ!」

「それが女心じゃ」

「矛盾だよ!」

「それが女心じゃ」

「矛盾だよ!!」

「それが女心なのじゃ。だがしかしこの場合、本当に追いかけていったら『追いかけて来ないでって言ったでしょ!』と火に油を注ぐことになることもある」

「はあ? ちっとも分かんないよ! どっちが正解なの? 追いかけなくても不正解、追いても不正解! 矛盾じゃん!」

「そのとおり。矛盾した二重の基準があることを、二重ダブル規範スタンダードと言う」

「ええー、そんなの論理矛盾だよ」

「論理ではない、別の原理に支配されるとこうなるぞ」

「?」

「すなわち、感情じゃ」

「感情」

「この場合、追いかけるか追いかけないか、愛してるか愛していないかの二者択一が問題ではないのじゃ。『どんなことがあっても、色々乗り越えて私を愛しているところを見せて』という感情が答えじゃ。したがって正解は、どんなに振り払われても更にすがり続けて、真知子先生をたかぶった感情から、冷静な心に戻してあげることなのじゃ。その為には、相手に安心感を与える必要がある。人は安心してはじめて冷静になれるからの」

「んんん? なんか、めんどくせえ」

「女心と言ったが、勿論男にもこれは発生するぞ。一度やらないと言った前言を翻す。伝統的な冠婚葬祭はOKなのに他はオカルト扱い。『よそはよそ、うちはうち』と自分ルールを適用。これらは全て感情に基づく二重規範の例じゃ。つまり、感情の正当化に理屈を利用しとるのじゃな」

「……はあ」

「感情で論理を歪めるのは、人間の心の性質のひとつかも知れん」

「でも今それを説明して、感情的な真知子先生が納得する?」

「……ということで、こちらも感情的に対処しよう。この時点で、とりあえず妖怪を斬ってしまえ」

「早く言ってよ! ややこしい!」

 シンイチは天狗の面と火の剣を腰のひょうたんから出した。シンイチは天狗の面を被ると天狗の力が増幅する、てんぐ探偵である。

 雑草が表面だけを取り除いても、根が残る限りまた生えてくるように、「心の闇」は表面だけを斬っても意味がないことが多い。その後再び生えるかどうかは、雑草と同じく、根の深さと栄養で決まる。つまり、宿主の心次第だ。

「小鴉! 火よ在れ!」

 彼女の肩の妖怪「ダブルスタンダード」の体を、火の剣で真っ二つにし、炎に包み清めの塩とした。彼女の肩には足がまだ食い込んで残ったままだ。シンイチは内村先生の真後ろにいき、この場の不動金縛りを解いた。

「とりあえずいけ!」

 シンイチは内村先生の背中をどんと押した。

 内村先生はよろめき、ハッと我に返って彼女を走って追いかけた。真知子先生が嫌がっても何度も追いすがる。彼女の機嫌が直っていくにつれて、「ダブルスタンダード」の切り株のように残った足は、痩せ細って消滅していった。

「うーん、女心って難しいなあ。内村先生も大変だなあ」

「感情が論理を歪ませる。以前の妖怪『いまさら』でもそうじゃったろ? 論理的な結論は明らかなのに、感情が判断を歪ませた」

「うーん。……心って、難しいね」

 シンイチは和代の荷物を持ち、一緒に帰った。そして次の日、校内パトロール中に、巨大に成長した「ダブルスタンダード」を抱えた児島先生に、階段の踊り場で出会うことになった。


    3


「うーん、その、つまり、ダブルスタンダードなのさ」

 シンイチはいまいち把握しきれない概念を、児玉先生に説明しようと唸った。

「だからどういうことだ?」

 児玉は、自分の肩に蠢く二色の妖怪を鏡で見せられ、つぶさに見ながらシンイチに尋ねた。

「つまり、矛盾だよ。感情が論理を歪める」

「?」

「なんだっけ。そう、二重規範。二つの基準が同居するのさ」

「……難しい言葉を知ってるな」

 階段の踊り場で出会った二人は、見つかりにくいように屋上まで移動し、そこで話しこんでいた。児玉は何気なく校庭を見た。同時に「ダブルスタンダード」が大きく膨れ上がり、児玉は走り始めた。まるで妖怪に操られているかのようだ。

「え? 何? 何?」

「西野!」

「は?」

「西野を見つけた!」

「誰?」

 児玉は階段を駆け下り、水飲み場の亜美の所に走った。シンイチも慌てて追いかける。

「西野!」

 児玉はポケットを探り、小さなプレゼント袋を出した。

「こないだ赤いリボンが似合ってたよ。だから、新しいの買ってきた」

「え?」

「プレゼントだ。可愛いリボンだぞ」

「なにそれ? どういうこと?」

 亜美は気味が悪くなり後ずさった。この先生、ちょっとおかしい。

 男子生徒がそれを見つけ、大声を出した。

「児玉先生、何やってんだよ! また西野にえこひいきかよ!」

 シンイチはその言葉を聞き逃さなかった。

「えこひいき?」

「そうだよ! 児玉先生、西野にえこひいきばっかしてんだ!」

「ばっか?」

 同じ負のことを繰り返すこと。負のループは「心の闇」の特徴だ。

「給食大盛りにするし、算数分かんなくても怒らないし、体育休んでも何も言わないし、テストも西野だけいい点もらってるし! 俺たちへの態度と、西野に対する態度がちがいすぎなんだ! えこひいきなんだよ!」

「なるほど! ダブルスタンダードは、えこひいきか!」

 シンイチは児玉先生に問うた。児玉は首を振る。しかし右手には亜美へのプレゼント袋が握られている。

「児玉先生、なぜか私にリボンくれるって」

 亜美は児玉を気味悪がりながら、事態を暴露した。

「なにそれ! えこひいきどころじゃねえじゃん!」

 男子は騒ぎ立て、皆が集まってきた。シンイチは問うた。

「なんで、えこひいきするの?」

 シンイチは、さっき屋上で児玉が目ざとく亜美を見つけたことを思い出していた。母の和代は言った。遠くから見つけられるのは「愛情」だと。

「その感情って……この子への愛情ってこと?」

 周りの群集はざわついた。

 先生は、すべての生徒に平等に接するべきである。これが第一の規範。しかし児玉は西野亜美に特別にえこひいきを計らっている。これが第二の規範。ふたつの規範が彼の中に同居する。答えはひとつだ。児玉は、彼女に特別な感情を抱いている。

「ロリコンだ!」

 皆が騒いだ。

「児玉先生、えこひいきの原因は、ロリコンだ!」

 さらに皆が騒いだ。

「どうしたんです、児玉先生?」

 内村先生が騒ぎを聞きつけてやって来た。

「先生! 児玉先生がこの子に特別な感情があるって……」

 とシンイチは事情を説明しようとした。

「ロリコン! ロリコン! ロリコン!」

 と男子たちははやしたてた。児玉先生は、苦虫を噛み潰したような顔で、内村先生に白状した。

「私、……観念しました……」

「?」

「胸の裡を、吐かせて……ください……」

「児玉先生」

「私は……西野亜美を……もはや生徒として見られない。……彼女に、他の生徒以上の……特別な愛情を抱いています……」

「ロリコン確定ーーーーー!」

 と周囲は騒ぐ。内村先生はそれを手で制止する。騒ぎを聞きつけ、他の先生たちもこの輪の中に入ってきた。衆人環視の中、児玉先生は真実を告白した。

「もう隠していられない……! 告白する! 亜美は、私の隠し子なんだ!」

「……はい?」

 周囲のはやし声は、ぴたりと止まった。

「亜美は、私が七年前に離婚した前妻の西野姓なんだ! 私は浮気して妻を激怒させた。以来、妻が娘にも会わせたくないと姿をくらませ、ずっと探していたのだ……隣町から四年二組に赴任してきたとき、目を疑った。偶然、娘がいると思わなくて……!」

「隠し子……」

「しかし亜美を目の前にして、もう黙っていられない! 亜美、私は君の父だ! 私は先生ではない! 父として抱きしめさせてくれ!」

「ほんとうに……パパ?」

 亜美は突然そんなこと言われても、と戸惑っている。

「そうだ。今すぐお母さんに電話してもいい。戸籍を確認してもいい。世間に発表してしまってごめんな。お前をひいき目で見たのは、愛情ゆえだ。……父さんは、教師失格だ……」

 児玉は涙を流してその場でひざまづいた。

 その姿を見て、亜美は児玉の右手のプレゼント袋を指差した。

「リボンが、ぐしゃぐしゃになっちゃう」

「ああ……ごめん……ごめん……」

「前つけてた赤いリボンはね、新しいパパが買ってきてくれたの。遠くからでもすぐ分かるようにって」

「ああ……新しいパパがいるのか……」

「え、そんなの、愛情じゃないじゃん」

 シンイチが割って入った。

「児玉先生は、さっき遠くからでも自分の娘を見つけたじゃん。それが愛情の印だよ。新しいそいつにはその千里眼がないんだ。だから目印つけとかないと分からないんだ。赤いのつけてね」

「じゃあこれ……私の目印用?」

 亜美はプレゼントの袋を開けた。赤ではない、美しいグリーンのリボン。亜美は安心した。

「ありがとう。ママに会って」

「うん。わかった……わかった……」

 児玉は自分の娘をようやく抱きしめるときが来た。こうして、彼の「ダブルスタンダード」は、彼の肩から簡単に外れた。

「不動金縛り!」

 シンイチは天狗の面を被ると天狗の力が増幅する、てんぐ探偵である。

「火の剣! 小鴉!」

 シンイチは朱鞘から黒曜石の小太刀を抜いた。ひんやりとした小鴉の柄を握ると、飛天僧正との夏を思い出す。その度に、この剣はシンイチの増上慢を戒めるものとなるであろう。

「一刀両断! ドントハレ!」

 横薙ぎに、シンイチは小鴉を一閃した。少し遅れて、炎がその軌跡を記憶でもしているかのようにその空間に流れこむ。千の火の粉を振り撒き、紅蓮の火柱となり、「ダブルスタンダード」の双つの顔、すなわち二つに引き裂かれる思いを焼き尽くした。

「児玉先生のせいじゃない。心の闇のせいなんだよ」

 シンイチはその後、児玉先生にも亜美にもきちんと説明した。


 先生の子供が学校にいた場合、その子の担任になることは一般にない。どうしても公私混同になり、ひいき目が出るか、逆に厳しくしてしまい、子にプレッシャーがかかりすぎるからである。しかし今回は産休という時間限定の事情もあり、先生としてでもいいから失われた時間を取り戻したいという亜美本人の希望もあり、四年二組の担任は児玉先生の続投が決まった。


「おとうさん!」

 帰りの廊下で、亜美は児玉を呼んでしまった。

「校内では先生と呼びなさい」

「あ……ごめんなさい」

「ときどき先生を『お母さん!』と呼んでしまう奴はいるが、その類だな、としよう」

 児玉は笑った。

「よし、あと、三歩、二歩、一歩」

 二人は学校の敷地を出た。

「ここまでは西野。ここからは亜美」

「ここまでは先生。ここからはおとうさん」

 児玉は娘の頭をなでた。

「きょうはウチで何かつくろうか」

「ええーおとうさんの料理まずいからやだ」

「じゃあ宿題教えない」

「ここからは先生じゃないんでしょ!」

「宿題を教えるのは、親としてよくあることだろ」

 父と娘であり、教師と生徒でもある二人は、新しい関係を築きながら、きょうも家路についた。



     てんぐ探偵只今参上

     次は何処の暗闇か






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