第65話 共存するためにして欲しい事:図で示す

 特にアスペルガー症候群に有効なのですが、図で解説することで意思疎通の正確さは飛躍的に向上します。



 図を使ってで解説するという方法は自閉症の治療でよく使われており、彼らは口頭=耳からの情報では今一つ理解できなくても、図=目からの情報なら理解できるという特性を上手く利用したものです。

 そしてこれはアスペルガー症候群、すなわちざっくり言えば言語の発達に遅れが無い自閉症にも、もちろん有効です。



 私が以前いた会社では図で解説してくれたりはしないのですがもし絵で示してくれれば分かりやすいのになーとは思っています。

 ですのでこの方法は効果はあるだろうとは思います。


 実際私も自閉症の人同様に、耳から入ってきた声よりも目から入ってきた文字の情報の方が上手く処理できると思っておりますので、絵で示してくれた方が分かりやすいなとは思っています。

 特に最近では発達障害の教育現場においても図入りのカードを使って指導しているところもぽつぽつとですが増えているのだそうです。


 今後法整備が進んで精神障害者の雇用が義務化された際には会社においても図入りの解説が進めばいいなとは思っています。

 正直図で教えてくれると発達障害の方というのはかなりすんなりと理解してくれるだろうとは思っていますので、もし人を動かせる立場にいる方がこれを読んでいるのでしたら、ぜひともご検討されることをお願いいたします。

 多分口頭で教える時の分かりやすさを1とすると、図で教えるときの分かりやすさは5~7くらいは行くと思います。

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