第60話 お互い半歩歩み寄って
ここからは発達障害を抱えている人に対して周りががどう接すればいいのかを書こうと思います。が、1つだけ約束を守っていただきたいのです。
私たち発達障害を抱えている人たちも健常者と同じような生活を送れるよう精一杯の努力はします。
ですのであなた達健常者の方も我々を理解して頂けるようある程度努力してくれませんか? というお願いです。
自分勝手な願いだな。とお思いかもしれません。
ただ私たちとしては有名になろうとか、出世しようとか、そんな大それたことはしようとしていなくて何とか共存できればいいなと思っています。
例えて言うなら健常者と発達障害者の違いというのは宗教の違いみたいなものでお互いの信じる道を理解し、尊重し合った上で何とか共存できる道を模索してほしいなと思っているだけです。
(とはいえイスラム国のような破壊的な行動に出ることは決してありませんのでご安心を)
最近、イスラム教徒のためにハラール認証(イスラム教徒の戒律を守った料理や調理方法)を受けているレストランがぽつぽつ出来始めましたが、それと同じように発達障害を抱えている方に理解を示してほしい。
と、でしゃばっているかもしれませんがお願いしたいのです。
繰り返しになりますが発達障害を抱えている方って大それた野望を持っているわけじゃあないんですよ。
望んでいるとすればただ静かで穏やかな生活をしたい。それだけなんです。決して高望みなんてしていません。
そのささやかな願いをかなえるために精一杯努力はしていますが私たち発達障害を抱えている人の努力だけでは足りませんので健常者である皆様にご協力をお願いしたいわけです。
個人的には健常者と発達障害の当事者とがお互い半歩ずつ歩み寄って1歩にしてくれないかなと思っております。
言わば相互理解、それも本質を理解してくれなきゃダメというのではなく、ただ表面的な事だけでいいので、また「嫌な顔をしてもいい」ので「正しく」理解して頂きたいのです。
どうかよろしくお願いいたします。
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